虚空の糸 警視庁捜査一課十一係 (講談社ノベルス)

著者 : 麻見和史

• 講談社 (2013年4月4日発売)

感想・レビュー・書評

[ろくじろさんの感想 · 2022年2月2日]

「捜査一課第十一係」シリーズは
本格推理の偶数刊がお薦め。
トリック寄りの奇数刊はちょいと残念。

[take9296さんの感想 · 2014年5月31日]

シリーズ三作目だと思ったら四作目。都民全員が殺害の標的というのは、昔、西村京太郎の作品にもあったような覚えがある。犯人の動機などまったくの予想外だった。

[bvboさんの感想 · 2013年8月24日]

十一係シリーズ４作目。

[しりうす☆さんの感想 · 2013年6月3日]

面白かったです。
が、読んだ事があるようなお話でした。

[yamajtn1203さんの感想 · 2013年6月1日]

なかなか面白かった。
終盤の二転三転はミステリの面白さが出ていて良かった。

[neon_booksさんの感想 · 2013年4月17日]

好調シリーズ第4作。小柄ながらも強い想いを持った
女性刑事「如月塔子」。派手さはないながらもその
上司でもありパートナーでもある「鷹野」との
コンビネーションも板に付き安定したシリーズとして
読める作品。

今作の事件の口火をきる殺人事件はマンモス団地で
発見された男の刺殺遺体。被害者自身がナイフに
ナイフを持たせ稚拙に自殺偽装された遺体だった。
いつもより派手さの内一見単純な殺人事件は
思わぬ方向へと発展。犯人自らの警察への脅迫に
よりその明らかになる真意。都民千三百万人を
1日1人づつ無差別に殺人をするという...予告。
その身代金は2億円。
絞り込みのないような事件は塔子の所属する
十一係と特殊班の合同捜査によって解決に
乗り込む。

なかなかに大きな展開に高揚感は自然と
高まりますが、捜査そのものは苦戦一方で
犯人側からの指示、そしてそこで犯した
小さなミスによってその全ての真相が
明かさされる結末には...少しだけ肩透かし感が
否めない。面白いんですが...圧倒的なスーパー刑事が
登場しない今シリーズとしては仕方ない...かな？
広げようによってはもっと緊迫感とスケールの
大きい作品になったような気もするだけに...。
小振りの作品の印象になってしまうのが惜しい。

[hmurogaさんの感想 · 2013年4月14日]

2013/04/14読了

著者プロフィール

1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。『石の繭』から始まる「警視庁殺人分析班」シリーズで人気を集める。その他著書に「警視庁文書捜査官」シリーズ、「特捜７」シリーズ、「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ、『深紅の断片　警防課救命チーム』『共犯レクイエム　公安外事五課』『骸の鍵』『擬態の殻 刑事・一條聡士』などがある。

「2023年 『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」