- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061828759
作品紹介・あらすじ
平世22年──すべての探偵行為が禁止された日本。空閑純は、17歳。両親ともに有名な探偵だが、母の朱鷺子は5年前から行方不明。父の誠は昨年、警察類似行為で逮捕され、収監されている。純は伯父の住む大阪で一人暮らしをはじめる。
母の行方の手がかりを探すなか、父母に仕事を仲介していた押井照雅という人物と会える機会が訪れる。数日後、押井の別邸で水に満たされた木箱に入った溺死体が発見された。被害者は元探偵で〈金魚〉と呼ばれていた男だった。容疑者リストに入った純は、自ら「水の棺」の謎を解くために調査をはじめる。
純は探偵としての一歩を踏み出せるのか?
感想・レビュー・書評
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平世22年──すべての探偵行為が禁止された日本。空閑純は、17歳。両親ともに有名な探偵だが、母の朱鷺子は5年前から行方不明。父の誠は昨年、警察類似行為で逮捕され、収監されている。純は伯父の住む大阪で一人暮らしをはじめる。
母の行方の手がかりを探すなか、父母に仕事を仲介していた押井照雅という人物と会える機会が訪れる。数日後、押井の別邸で水に満たされた木箱に入った溺死体が発見された。被害者は元探偵で〈金魚〉と呼ばれていた男だった。容疑者リストに入った純は、自ら「水の棺」の謎を解くために調査をはじめる。
純は探偵としての一歩を踏み出せるのか? -
父・誠が逮捕され、純は一人で故郷の大阪へ。北海道とはあいかわらず停戦状態で、空襲の防空訓練まで行われている。
失踪した母を探すために、父に仕事を仲介していた押井に会う。
ところが、元探偵が木箱に入れらへれて殺害される事件が発生。
押井に探偵として認めてもらうために、謎の解決に乗り出したソラ。
ソラの変装やら化粧やら調査やら、探偵としてがんばってる成長物語が大きい柱。
事件がもう一つの柱。
母の姿も見えはじめた。
舞台が大阪に移動し、作者のテリトリーにきました。
有栖川さんはやっぱり大阪がいいな。 -
購入。今作は特に少女の成長ストーリーと思って読んだ方がいい。謎解きはオマケくらいに考えて。
でも、ソラはがんばって大人になろうとしているけど、もっと感情的な子でいて欲しい。 -
うーむ。このシリーズから有栖川に入ったのは間違いだったのかもしれん。
やはりこのシリーズはトリックどうとかより、一人の少女の(人間として、そして探偵としての)成長に主眼を置いて書かれているようで、ミステリとしてはだいぶ弱い感じかなあ。
今回結構話が動いて、色々これからおきそうな気配がしてるんだけど、そのメインのストーリー部分に関しても、いまいち入りきれないのはどうしてなんだろ?設定にノらないのか、文章が割に淡白だからか、キャラクターに感情移入できないからか…。
次作はタイトル『論理爆弾』なんていうので、面白そうなのでとりあえずそこまでは読んでみて、その後は様子見かな。 -
ソラちゃんシリーズ第二弾
未熟なソラちゃんが頑張ってる姿に胸を打たれます。
そしてやっぱり、この世界観がどきどきする。好き。
でもミステリとしてはやっぱり少し惜しいかな。 -
女子高生、OLのどちらの変装をしてもダメ出しを受ける純が不憫でならない第二巻。探偵行為禁止路線を重視するのはいいが、もうちょっと謎にワクワク感が欲しいところ(一抹の狂気を加えたり)金魚は金魚鉢で飼って欲しかった(なぜゆえ木箱?)
著者プロフィール
有栖川有栖の作品





