- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061828902
感想・レビュー・書評
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軍事ものをよく読むせいで,自分の行動にも影響を与えているなと感じます.
さて,3巻の終わりから急展開していたストーリも4巻終わりでまたまた急展開.ここから本当の戦いが始まる感じです.
早く先が読みたいです. -
待ちに待った続刊。
今回はタイタニア側の出番が多め。
けど、好きなキャラが死亡退場したのが悲しい。
不人気なだけでなく人気なキャラもあっさりと殺しちゃうんだなぁ。
銀英伝で学んだはずだったのに忘れてた。 -
待ちに待ったという言葉が、陳腐なほど待ち遠しかった4巻。
アニメをチラ見して、小説読み返し。マンガでも復習して、準備万端で迎えました最新刊の4巻です。
タイタニア同士の戦いの4巻。
アリアバートが無敵。イドリスが小物。ジュスランは蚊帳の外。
アリアバートの無敵さは、一時期のヤン・ウェンリー。カリスマ性は、反乱しったロイエンタールのようでした。
ジュスランとの関係さを考えると、帝国の双璧を思い出します。
このタイタニア同士の争いは、藩王アジュマーンの登場で新たな局面へ。
彼は何を思って、この状況を作り出して利用しているのか。
マヴァールのような政略・謀略の一面です。
田中芳樹作品との同位性ばかり言っていてもしかたないか。
この先、どう展開するのか。
イドリスはジュスランと比べたときに、総合面では確実に劣る人物ではある。その彼が、唯一上回れそうなのが、戦争面。
アジュマーンの策略で、分の悪い争いに引きずり込まれてしまったジュスランどうするのか。
ここで、ファン・ヒューリックなのか?
うーん?
二人とも、共倒れでバル台頭か?登場時の不遜なほどの自信がなくなって、いい感じに丸くなってきたバル。このままの成長の青写真からすると、アリアバートとジュスランのハイブリッドになりそうな気配。
ただ、今の段階では役者不足。
どうなるんだろう?
期待と展開予想で、ワクワクとドキドキと止まらない。
それ以上に、次の刊行がいつになるかの恐怖で、ガクガクブルブルが止まりませんね。
続きお願いしますよ、田中のお父さん。 -
えーと、この本を始めて読んだ時、私確かバルアミー=タイタニアくんより年下だったんです。
二巻から三巻の間が、かなり空いてイドリス=タイタニアさんと同い年?となった時はぎょっとしましたとも!
そして、アリアバート、ジュスラン両氏を抜いた時はしばらく呆然としてもうこれは未完かもと諦めた時にやっとこの巻が出たわけですが、今回渦中の人物無地藩王アジュマーンさまにもうすぐ追いついてしまうことに気づき購入帰り道の電車の中でこの本を取り落としかけました…。
そう思うとアジュマーン様の偉大さにびびるわけです。高校生のときはもう雲の上の人間だったので、何やってもアジュマーン様だからなー、で終わっちゃったから。
たぶん同世代もしくは文字通り同い年になっちゃった読者は同じような感慨を抱いたと思われます。
個人の資質はさておき、ちゃんと年相応の行動や感情を書いているのでキャラクターに追いついてしまったとしみじみしてしまうのね。
で、冒頭の作者の一人コントにいらっと来たのですが、悔しいことに面白い!
スペースオペラ版平家物語タイタニア、タイトルロールの一族内部紛争で三人の公爵が二手に分かれ激突します。
敵役ポジションのイドリス視点が多いのですが気の毒になるほどぐるぐるして疑心暗鬼に陥ってます。
不詳の弟以外にも弟がいてそれだけが彼のオアシスという境遇が哀れすぎる。
生きていたらザーリッシユと胸襟をひらいて語り合えたかもしれないな。
ザーリッシユといえば、死んでから優秀だったみたいな評価でびっくり。てっきり頭の中も筋肉キャラと思ってました。
逆にAJ同盟はバルアミーとリディアや3巻にきて頭角を現してきたフランシアなど癒し系が多くて読んでいても楽しくなりつつ、ラストで田中芳樹の本領発揮に撃ち抜かれました。
うんそろそろだとは思ったのよ…
皆殺しの田中と呼ばれた作者ですから。
そして、気になるラストで終わりましたが田中芳樹センセー、頼むからエルマン伯爵に私の年齢が追いつく前に次の巻出してください。 -
ひたすら待たされた事が気にならなくなる位に面白かった。
終盤の怒濤の展開には圧巻。 -
22年振りの新刊ですよ。やっほっほ〜い♪
復習のために先に1〜3巻読んでいたのですが、違和感なく続きとしてスンナリ読めました。少し展開が遅いかなとも思いましたが。最後の最後にこんな展開が待っているとは。そう言えば「皆殺しの田中芳樹」という言葉があったなと思い返したり。全体に昔の雰囲気が漂っていました。最近の軽い感じも好きですが、スペオペは重厚感が欲しいですしね。架空歴史物語として、物語の主軸となる為政者や英雄たちの視点だけでなく一般市民や下士官の視点、そして後世の歴史家の視点を交えることにより、作品世界が広がります。これは昔から使われていた手法ですが、それが今回も効いておりタイタニアVSタイタニアという為政者同士の争いの意味合いを問い質しています。そのため反タイタニアのヒューリックたちの出番が少ないんですけどね。
狂信的な想いが狂気となり凶器となる。この物語の終焉がどう迎えられるのか気になります。早く続きを!! -
衝撃のラストに、心がわしづかみでした。なんとなく、あっと驚く展開にはなるだろうとは思っていましたが…。願うのはただひとつ、続刊がちゃんと出ますように…。