銃とチョコレート (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 526
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061828919

作品紹介・あらすじ

富豪の家から宝石や金貨が盗まれる事件が次々に発生!
現場に残されたカードには、怪盗「GODIVA」の文字が。
国で最も声望高い、名探偵・ロイズが解決に乗り出す。
ロイズに憧れる少年リンツは、怪盗の秘密に迫る古地図
を入手したことから、探偵と行動をともにすることに。
しかし、思いもよらぬ逆転劇が待ち受けており……!?

感想・レビュー・書評

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  • 大金持ちの家からお宝が盗まれる事件が次々に発生。犯行現場に残された「GODIVA」と書かれた赤いカード。
    怪盗ゴディバを追いかける名探偵ロイズは人々の憧れの的で、少年リンツもその一人。
    ふとしたきっかけからロイズと行動を共にすることになるのだが・・・。

    少年リンツは母親と2人つつましく暮らしていた。亡くなった父親が市場の露店で手に入れた聖書には、古い地図が隠されていて。
    宝の隠し場所が描かれているらしい地図を狙うものも現れ、リンツに危機が迫る。


    初「乙一」さんとなる一冊。お仲間さんから勧められ手に取ってみました。

    ファンタジーを匂わせる装丁であるが、父親を亡くした貧しい少年が後ろ盾もなく、覚悟を持って、1人で何者かに立ち向かっていく冒険が軸になっている。友情(?マークつきではあるが)、信頼、成長がセットになったミステリー。

    お約束のどんでん返しもあるしおもしろいんだけど、個人的には最後にすっきりと気持ちの収まるところが欲しい。
    子どもが主人公だと、最後はわかりやすくハッピーエンドになってほしいと思う。「ぼくと1ルピーの神様」のように苦労した分、幸せが訪れてほしいと願ってしまう。

    何かと枷も多くなかなか厳しい現実の中、せめて物語の中の少年達には、幸せな未来の予兆を感じさせてほしい。そんなストーリを求めてしまう私なのでした。

  • これ、大好きだった。ハードカバーは装丁も角が丸くなっていたり、カバーも凝ってて良かったけど、文庫版はわりと普通。でも挿絵は健在だった。愛しさと切なさと力強さと。どんでん返しの連続に、少しRPGな雰囲気もありつつ。乙一独特のウィットにクスリとさせられるエピソードの数々がたのしいのと、作者の視点のやさしさを随所に感じる。主人公の横に住むのはモロゾフさん、モーテルの主人はジャンポール(エヴァン?)で、地図にある町はWITTAMER。怪盗はゴディバで、それを追うは名探偵ロイズ。数年ぶりの再読。チョコレート好き必見は嘘で、ちゃんとミステリしてて、大人も楽しめる児童書。

  • 怪盗ゴディバ、探偵ロイズ、少年の名はリンツ、母の名はメリー、お隣のモロゾフさん…
    さわりを読んでチョコレートを食べたい欲求がピークになりました。デパートで売っている
    高級なチョコレートにはご縁がないのだけど、たまには奮発して買ってみようかな!

    子供から大人まで楽しめるユニークなミステリーです。子供にこそ読んでほしい作品です。

  • お父さんに関しては、わりと初期からそんな気がしていたのですが、児童書なので、わくわくできることのほうが大事かなと思いますし、たまに生々しいですが、こどもが地図片手に冒険というのは、それだけでわくわくするのに、探偵まで出来ちゃう!おまけにみんなの名前がチョコレィトヾ(:3ノシヾ)ノシ おいしく読みました。

  • 富豪の家から宝石や金貨が盗まれる事件が次々に発生!
    現場に残されたカードには、怪盗「GODIVA」の文字が。
    国で最も声望高い、名探偵・ロイズが解決に乗り出す。
    ロイズに憧れる少年リンツは、怪盗の秘密に迫る古地図
    を入手したことから、探偵と行動をともにすることに。
    しかし、思いもよらぬ逆転劇が待ち受けており……!?

  • 主人公リンツと怪盗GODIVA、探偵ロイズが繰り広げる物語。

    読み進めるうちに、これは児童書か?と思ったが、そんなのはどうでもよく、物語にのめり込み、最後は乙一の巧みな術に感服。
    彼はやっぱり裏切らない!
    でもやはり小学生向けな感じなので星4つ。

  • 怪盗GODIVA、探偵ロイズ、おとなりのモロゾフさん。
    お母さんはメリー、お父さんはデメル、僕はリンツ。
    友達のディーン&デルーカ。一学年上のドゥバイヨル。
    新聞記者見習いのマルコリーニ。
    後々登場する、ジャンポール(さんと妻の)エヴァン。

    登場人物は、チョコレートブランドやショコラティエ、ショコラ系カフェ、菓子名。

    児童向け書籍のため、ひらがなが多い。
    漢字じゃないのは、意外と読みにくいものなんだなぁと思った。
    え?これがひらがなで、あっちは漢字なの?!と感じる箇所も多々ある。

    実はこの本、ずっと前から持っていたのだけど、文庫サイズじゃなく持ち歩きにくくて読んでいなかった。

  • 推理小説と言うのが正しいのかな…

    昔は推理系大好きだったのですが、読んでいて、奇想天外で面白いとは思いましたが肝心な謎解きの部分が分からず私には最後のオチがイマイチ掴み取れませんでした。すみません、、大好きな乙一さんの小説だったのに残念。

    頭良い方なら楽しめるんだろうなあ。いいなあ。。

  • このミスベスト10、2007年版5位。ラノベというか児童文学のようなテースト。怪盗と名探偵の間に2人の少年(1人は到底少年とは思えないが)が介在して盗まれた宝物を追跡していくお話。軽いのりで読み易いので娯楽本としては良いと思う。最後に真犯人が明らかになるけど、そのあたりは唐突すぎて、ナルホド感があんまなかった。

  • 最近良質なミステリーを読み過ぎたせいなのか、ちょっと物足りなかった。児童向けっていうのもあると思うけども。チョコレートが題材だから多少甘目な内容にしたのかしら。大人達が本性を表した時に「ふーん、まぁありえるよね」としか思わなかったのは、自分が汚い大人として擦れてしまったからなのか…。子供に対しては勇気溢れる冒険活劇を。大人に対してはあなた擦れてますよ?と警鐘を鳴らす為の物語なのだろうか?というのは、多分考え過ぎだろうなw 来月の中頃(14日とか?)で良いから、GODIVA食べたいと思いました(チラッ

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プロフィール

乙一(おついち)
1978年福岡県生まれ。山白朝子(やましろ あさこ)、中田永一(なかた えいいち)の別名義で執筆する小説や、安達寛高(あだち ひろたか)という本名名義で脚本を記すこともある。
1996年に『夏と花火と私の死体』で、第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。
2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞。2012年、『くちびるに歌を』(中田永一名義)で第61回小学館児童出版文化賞。
代表作として、映画化もされた本屋大賞ノミネート作『くちびるに歌を』のほか、『暗いところで待ち合わせ』『きみにしか聞こえない CALLING YOU』『失はれる物語』などがある。作品の多くが漫画化、映画化された。

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