私と悪魔の100の問答 Questions & Answers of Me & Devil in 100 (講談社ノベルス)
- 講談社 (2013年10月8日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061828926
作品紹介・あらすじ
親の事業が失敗し、マスコミに叩かれ、学校にも行けなく
なった葛葉紅葉、十七歳。世界中を敵に回した女子高生に、
悪魔が契約を持ちかける。その条件とは命を捧げること――
ではなく、そいつの「100の質問」に答えることだった……。
追い詰められた少女と、尻尾の掴めない男が出逢うときに
生まれる、奇妙で不思議な対話の先に待つものは……?
セカイの深淵に謎かけを挑む――。上遠野ワールドの真骨頂!
感想・レビュー・書評
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女子高校生・葛羽紅葉とハズレ君の100の問答。
特に答えが語られるわけではなく、観念的なお話。観点的なディベートを見る作品な印象か。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読。言葉それ自体と、それを伝える事の面倒くささが如実に伝わってくる。タイトル通り色んな事に対してあーだこーだとこねくり回す話ではあるのだけれど、結局落ち着くところに落ち付くオチは結構好き。この作品も他の上遠野作品と繋がっている部分があるので上遠野ワールドが好きな方にはオススメ。
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親の事業が失敗し、マスコミに叩かれ、学校にも行けなく
なった葛葉紅葉、十七歳。世界中を敵に回した女子高生に、
悪魔が契約を持ちかける。その条件とは命を捧げること――
ではなく、そいつの「100の質問」に答えることだった……。
追い詰められた少女と、尻尾の掴めない男が出逢うときに
生まれる、奇妙で不思議な対話の先に待つものは……?
セカイの深淵に謎かけを挑む――。上遠野ワールドの真骨頂! -
さすがにストーリーが薄すぎませんか?
雰囲気は悪くないです。 -
初、上遠野さん。
なので、ブギーポップシリーズも読んだことなく、作品間リンクはわかりませんでした。
しかししかし、1冊でちゃんと楽しめる、考える本でした。大好き。
タイトルにあり、目次に示される100の問答。ただし質問は実質100以上あるしこたえは答じゃなくてただ応えになってたり回答してなかったり。むしろ解答があるものなどないくらい哲学的。
でもでも、だからこそ考えることをやめちゃダメで疑ってかかりましょう、と心に。
ウエダハジメさんのイラストイメージは言わずもがな。
ハズレ君の声のイメージが自分の中で固まらなかったのはくやしいので2回目読みます、、、。 -
上遠野さんの書くいつものあとがきにストーリーをつけて一冊分まで厚みを増させた、というような内容の本でした。
しっとりとした雰囲気の一冊。 -
2014/6
著者プロフィール
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