- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061828995
作品紹介・あらすじ
大手有名エステティックサロン・天野真紀ビューティーグループで、顧客三千人分の三次元身体データ盗難事件が発生! 事件はそれだけでは終わらず、データを盗まれた女性たちが相次いで通り魔に襲われるという事態に発展してしまう。犯行はエスカレートし、ついには殺人事件まで発生!
一方、事件のことを知りながらも、櫻藍女子学院高校のミステリィ研究会、ミリア、ユリ、仁美は、いつものごとくお気楽な学生生活を謳歌していた――はずだったのに、実は仁美も、三次元身体データを盗まれた一人だった! 犯人の魔の手は、仁美に忍び寄るのか!? はたして事件の真相は?
感想・レビュー・書評
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ミリア&ユリシリーズ。
大手エステグループから顧客の3D身体データが盗まれ、次々と通り魔に襲われるという事件が発生。
石崎たちミステリィ研の一行はグループの総本山である不銹城に向かう。そこで犯人の最終目標と思われる美女、鏡子が犯人を迎え撃つというのだが…
たぶんシリーズの途中何冊か抜かして久しぶりに読んだらキャラが増えているし、石崎氏が前よりふてぶてしくなっているような気がした。相変わらずミリアとユリの区別は難しい。おっさんと女子高生たちのボケ&ツッコミは健在。
不銹城の説明の段階で色々と気づいてしまったことはあるが、全体としてすっきりまとまっていて楽しく読めた。シリーズ抜かしていた作品も読んでみよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久々にあのネタからは外れたっぽいですが、なんだかだいぶマンネリですね…。
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3D身体データ盗難事件と7枚扉の密室殺人。パーツキラーに鏡の美女、データ盗難、ステンレスの城……それらすべてが収まるべき箇所に収まって、ひとつの線に繋がってゆく構成が特に美しい一作でした。絶対堅牢な密室の解法にはかの『占星術殺人事件』に通じるものがある、とまで述べてしまってはファン目線がすぎるでしょうか。毎度のことながら、200ページ弱でこの密度、これだけのクオリティのミステリ(それでいてノリはライトで読みやすい)を上梓できるのは素晴らしいと言う外ありません。
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前作のレビューにも書いた気がするんですが、そろそろミリアたちが石崎氏に散々な事を言い、そしてそこに斎藤さんも加わり、言葉で(斎藤さんは平手打ちで)ボコる…という展開に飽きてきました。マンネリパターンの良さと言うのはあると思うんですけども……。
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東川篤哉もいいけどこちらもいいですよ。おっさんと女子高生のボケツッコミ的な会話が楽しめます。謎解きも本格です!
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おお!ほとんどはじめてと言って良いくらいトリックが分かった!
読み始めてすぐに「そしたら開けるにはこの方法しか思い浮かばんなあ」という感じだった。あと犯人も、見当はついた。厳密に全部当てた訳じゃないけど。
自分で分かるんだから分かる人はすぐ分かるんでないかしら…。
最近(年一くらいとはいえ)コンスタントに作品発表してくれてるので嬉しい限り。もう一回最初の頃のを読み返そうかなあ。 -
久々に、DNAじゃない話しが読めた。 なんか、もうそれだけで、満足ですが、普通のミステリとしても普通によかったし、シリーズとしてもよかった。
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なんだかんだ言って、このシリーズは全部読んでるから好きなんだと思う。
巻を重ねるごとに「人工感」というか「虚構感」が深まる。
「抽象性が高まる」と言い換えても良いかもしれない。
もはや、「小説」というより、合間にコントが挟まった「長めの推理クイズ」という感じ。
これは褒めているのです。 -
2013/11/17読了
著者プロフィール
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