名探偵に乾杯 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 81
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061830868

感想・レビュー・書評

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  • ポアロ,メグレ,クイーン,明智の4人が登場するシリーズ。
    ポアロが亡くなった後の追悼集会として、ポアロの代わりにヘイスティングが参加する。
    ミスマープルも招待するが、体調不良で参加できない。

    江戸川乱歩,アガサクリスティも亡くなっているという設定で、
    明智小五郎の助手の小林少年(すでに壮年になっている)が叙述している。

    伊集院大輔と栗本薫が登場すると嬉しかったかも。

  • この結末(疑問点を出すだけ出しておいてそれで終わる)は作者の逃げの気もするけど、さすがに全世界のポアロファンを敵に回すことはできないよなー。
    名探偵の「死」と「老い」に関するあれこれが楽しかったです。

  • 世界の名探偵…
    「明智」「メグレ」「ポワロ」「クイーン」が集う名探偵シリーズ最終巻。
    『カーテン』を見直す時が来るのか。
    ≪評価≫
    インパクト─B
    本の厚さ─C
    登場人物の濃さ─B
    共感度─C
    読後の成長性─B
    話のスケール─B
    笑い─D
    暖かさ─B

  • ポアロ最後の事件「カーテン」が下敷きになっている、名探偵シリーズ第3弾。事件の真相と、小林君の成長後にホロッときます。

  • 筆記者は小林元少年。紅顔の美少年も、この作品では中年のおじさんになっての登場。『カーテン』でポアロが死んでしまったために書かれた作品らしい。書かれたのが1975年頃なのだけど、既に「近頃の若者は」という文句が出てくるのが、おかしい。この頃の若者と言えば、今や働き盛りの世代だろう。いつの時代も変わらないということだなぁ。事件の解決そのものは、かなり突飛もないというか。伏線も何にも無いよ、それ。と言ったところ。

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著者プロフィール

1930年東京都生まれ。1963年、「歪んだ記憶」でオール讀物推理新人賞を、1965年、『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を、1981年、『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を、2005年日本ミステリー文学大賞を、2019年、吉川英治文庫賞を受賞。2022年3月3日逝去。オリジナル著作は650作。

「2023年 『長野電鉄殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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