1973年のピンボール (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1818
レビュー : 155
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061831001

感想・レビュー・書評

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  • 春樹の青春三部作と言われるものの第二弾。
    鼠も主人公も「風の歌をきけ」よりすこし大人になってすこしネガティブになって
    どこにもいけないしいろいろあるしでもやっぱりなにもないし・・
    ストーリーが一転二転とするわけでもないが青春のうちに見つけたいものに焦ったりあきらめなきゃいけないものがあったり深く考えれば自分も同じような状況であるのだろう。


    「いつかなくなるものに価値はない」

    とは誰か偉人のことばらしいが
    価値がなくてもそのとき、できれば一生たいせつにしたいものもある。

    けっこうおもしろい。 けいた

    さとこ

    けいたがへんなところにコメントをかく

  • うなづいてしまう「たとえ」は健在。会話も楽しめる。雨の描写が好きだ。いろいろな雨が描かれる。このあとの作品でも。入り口と出口、井戸のこと、ジェイの飼い猫の足の怪我にまつわる「理由もない悪意」について、直子。その後の村上さんの作品につながる話が出てきている。配電盤は、双子は、何の象徴なのだろう。謎は依然として残る。
    再読だった。土星と金星生まれのひとの話。あぁ、これだこれだという記憶がよみがえる。「あそこは・・・ひどく寒い」との”土星人”の呻き声が聴こえてきそうな印象はかわらない。冒頭の学生運動の名残の話が1973年前後の時代を感じさせるけど、それ以外は全く古くないね。

  • 文庫購入。

  • ドッペルゲンガー。
    するりと入り口に入る。
    円の中に入ったかのように
    一つ一つの言葉を
    紡ぐ意味を考える。
    すると
    果てしないものが
    見えてくる。
    でも出口があるんだ。

  • ○2008/05/12 
    なんか好きになれない脈絡のなさだった。
    三部作のうちの真ん中だからか、まだ何か足りないような…のっぺり進みすぎてるような…。
    いままで何冊か読んできた中で、初期の作品だからか文ののりがいまいちに思えてしかたない。でも処女作はそんなことなかった気がしたんだけど。
    まだ理解力が足りてないだけ?…いや、この人のはまたちょっと違うか。どうなのか。
    思わずうなってしまうような文が欲しい。感慨が薄くて少し拍子抜けしてしまった。自分の中のイメージの払拭をさせないためには一端シリーズから離れてみるべきなのか?

  • 2003年6月読了(再読)

  • 1つの区切りがここにある。
    終わらせる勇気。

  • 三部作としては好き´`
    ピンボールと喋るシーンがなんか好き。

  • 双子の話。

    これの設定を使った短編があります。短編→長編への進化が多い村上なのに、長編→短編(続編)。珍しい。

  • 青春3部作の第2弾です。『双子姉妹』『僕』そして『鼠』がおりなす、不思議なお話。これを読んでから、なぜかピンボールに敏感になりました。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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