1973年のピンボール (講談社文庫)

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  • 講談社
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本棚登録 : 1818
レビュー : 155
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061831001

感想・レビュー・書評

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  • 1973年9月から始まる。
    僕は24歳になり鼠は25歳に。
    2人の物語がバラレルに書かれている。
    内容としては意味が分からなかった。

    僕は双子の女の子との生活、のめり込んだピンボールとの再会、双子との別れまで、鼠は女と出会い、別れ、街を出るまでの心象がこれ以上にない表現で描かれている。

    いつもながら、村上春樹の表現、比喩は最上級だと思う。

  • 今の気分が全くマッチしなかった。暇を持て余していながらも、そのこと自身に微かな不安を抱きながら毎日を過ごす大学生のような気分になる。でも、村上春樹の小説の登場人物は、基本自由だと思う。自由でいながら、自制心はすごく強くて、規律正しく文化的な生活を、どこか退廃的な気持ちを抱えながら送っていて、それを檻の外から眺めるのが風情というかなんというか。でも、残念ながら、今の気分はそれを風情とは受け取れず、散漫としか感じることが出来なかった。寧ろ、嫉妬すら感じ得る村上小説の世界。

  • 双子が家に住み着いても
    名前は聞かないものなのです。

    僕と鼠が関わるのは同じ女性?

    僕と鼠の2

  • 鼠は女と別れるため黙って街を出て、僕は別れるために対峙する。それぞれ違った方法で過去と決別して行く。
    捉えどころのない空虚感みたいなものが全体を覆っていて不思議な感覚になる。まるでラバーソウルを聴いた後のようにね。

  • 相変わらず読んだあとになにも残らない(^^;;話がどんどん妄想めいていっていまの季節読むにはぴったり(笑)

  • 再読

  • よく分からん(笑

    雰囲気は悪くないけど、なーんかなあ。
    最初に出てきた直子との話とかなんかあると思ったらなかった。
    ノルウェイの森と同じ名前だけど。

    雰囲気のかっこよさを感じる小説なのかなあ。
    『風の歌をきけ』と同じように。それとも俺の感受性の不足?(笑

  • 淡々とした流れに同調するかのように、時間をかけなければ味わえない独特の世界観。
    同じ日本のはずなのに、まるでNYやロンドンといった海外のような雰囲気が漂う。
    自己内世界と社会。どうしても馴染めない何か。
    反発したり、 自棄になったり、等身大の人間なのに哲学的思考が圧倒的に村上ワールドを醸し出す。
    これはちゃんとシリーズ3作目まで読まねば!

  • うなづいてしまう「たとえ」は健在。会話も楽しめる。雨の描写が好きだ。いろいろな雨が描かれる。このあとの作品でも。入り口と出口、井戸のこと、ジェイの飼い猫の足の怪我にまつわる「理由もない悪意」について、直子。その後の村上さんの作品につながる話が出てきている。配電盤は、双子は、何の象徴なのだろう。謎は依然として残る。
    再読だった。土星と金星生まれのひとの話。あぁ、これだこれだという記憶がよみがえる。「あそこは・・・ひどく寒い」との”土星人”の呻き声が聴こえてきそうな印象はかわらない。冒頭の学生運動の名残の話が1973年前後の時代を感じさせるけど、それ以外は全く古くないね。

  • 図書館に無かったので取り寄せてもらいました。なので3部作の読む順番をまちがっています。ピンボールは好き。最近みないなぁ。

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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