コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 4769
レビュー : 489
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061831582

感想・レビュー・書評

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  • この本は・・・。金字塔ですね。snutsにとっては原点です。この本で、とても自分の世界が自由になるのを感じました。とにかく登場人物にシンクロしてしまい(親を知らない等)、
    「世界ぶっ壊す」みたいな素敵な青春時代を送る事が出来ました。
    大人になったら一生懸命に税金払って働いてるのだから、可愛いものですが。村上龍作品は大好きです。どんなにシビアな事を書いても、とても愛情を感じます。国に対しても人間に関しても。

  • 上下巻。断トツに引き込まれます。相変わらずこの時期の村上龍は走ってる。三度目読破。ダチュラ!

  • 結末に向かってただひたすらに走る世界観。
    世界にひたるというよりも、引きずり込まれる感覚。
    ただただ遅れないように読み手もひた走る。

    初読は高校時代だけど何度も読み返している。
    村上龍のなかで一番好き。

  • 自分が最も欲しいものは何かわかってない奴は、欲しいものを手に入れることが絶対にできない、キクはいつもそう考えている。

  • 赤ん坊の頃、コインロッカーに捨てられていたらしい
    そんな不幸を自慢したいわけではないが
    これから始まる物語にはとっかかりが必要だってんで
    そいつをネタにメジャー歌手となる
    生まれつき歌の才能はあったので、まずまずの成功をおさめるが
    それに増長した彼は
    体育が下手で、いつも兄貴に嫉妬していた惨めな過去を
    すべて書き換えようとしてしまう
    テレビの企画で押しつけられた母親との再会
    そいつを自分の涙で美しく彩れば、なにもかも変えられるはずだった
    たとえそれが本物の母ではないにしても

  • かき回してくれる

  • なぜかムショーに読みたくなって再読。とんでもないエネルギーの蠢き。胸がざわざわ騒ぐ。この息苦しさからの解放はあるのか? やっぱ龍はすげーや。下巻へ。

  • 又吉さんの本で紹介されていて手に取った本。初・村上龍作品。

    産まれたてでコインロッカーに捨てられ、奇跡的に命をとりとめたキクとハシ、2人の少年の物語。
    ありえないけど、この日本のどこかではほんとに起こっているんじゃないかと思わせるような舞台設定もいいし、過激な描写の連続ですが、なんだか心が痛くて涙が出そうになります。とにかく癖になるというか。
    きっと生理的に受け付けない人も多いと思いますが、私は好き。
    ときどき心に刺さる文章が出てきてドキッとする。

    これから下巻読みます。楽しみ!

  • 過激ではない、フラットなリリックと綺麗なリズム、これは音楽だ。流れるように読ませる言葉の連なり、静かで刺激的な物語、キクとハシとアネモネの目の透明さ、叫び、イメージを喚起させられるのではなく、気が付けばイメージの中に取り込まれている、それはあの余情的な音楽に似ている、遠い追憶、子どもの頃にみた風景、心臓の鼓動の音、トロイメライ。
    広い広いコインロッカー、どこまで行っても超えられない壁がある、箱庭のような場所にいる。あるいは鰐の王国、天王星。だから壊す、壊しちゃいけないものだという意識が、破壊を命ずる。それは生きろという命令に等しい。永遠に失われることのないビート。俺達は、コインロッカー・ベイビーズだ。聞こえるか? 僕の、新しい歌だ。

  • 村上龍では、まだこれがベスト。

著者プロフィール

1952年長崎県生まれ。76年に『限りなく透明に近いブルー』(第75回芥川賞受賞)でデビュー。2003年には、514の職業を紹介した『13歳のハローワーク』が125万部を超えるベストセラーに。財政破綻した近未来日本を舞台にした『半島を出よ』(05年)では野間文芸賞を受賞。10年には『歌うクジラ』(毎日芸術賞)を電子書籍として刊行。 近著に『55歳からのハローライフ』、『オールドテロリスト』などがある。16年に『日本の伝統行事 Japanese Traditional Events』を刊行。

「2018年 『収録を終えて、こんなことを考えた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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