- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061831704
感想・レビュー・書評
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アルコール中毒で「アル中」なのではなく、アルジェの外国人部隊から帰って来たばかりの番屋の忠太郎、つまりアルジェの忠太郎で「アル忠」さん。
元刑事だったり、もとポン引きだったり、元商社マンだったり、いろいろな過去を……本当に持っているのか、そういう妄想なのかは分かりませんが、飲んだくれの名探偵アル忠さんが、名推理で事件を解決します。
語り部は推理作家の津藤さんで、よく一緒にいるメンバーも大体同じなんだけれど、殺人事件に遭遇しすぎでしょ、という突っ込みはさておき。
忠さんのキャラがよかったです。
ラストは寂しかったけれど、これが寧ろよかったんだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アシモフの「黒後家蜘蛛の会」や「ユニオン・クラブ綺談」・・・はたまた現代で言えば「百万のマルコ」的作品。
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★☆☆ 妄想で名探偵、っていう発想が面白い♪
都築さんは古い作家さんだと思うんだけど、
ミステリの勉強をしているときに名前が出てきた気がしたので、本を買ってみました。
主人公は、『自分は名探偵だ』っていう妄想で、探偵をしちゃうおじさん。笑
ミステリとしては、トリックが斬新!とかは思わなかったけれど、設定は面白いのでは。
キャラが立っている小説は好きです☆
他のも読んでみようー。
(2008.07メモ→2010.04ブクログ)
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著者プロフィール
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