小説スーパーマーケット(下) (講談社文庫)

著者 : 安土敏
制作 : 佐高 信 
  • 講談社 (1984年2月15日発売)
3.67
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061831841

小説スーパーマーケット(下) (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 30年以上前に書かれたとは思えないほど、企業とそこに働く人々の姿が生き生きと描かれている。
    傲慢さや狡猾な登場人物の姿に、「人間なんて何年経っても変わらない…」と思わされる。と同時に、素直にまっすぐ問題にぶつかっていく人物もおり、何年経っても大切なことの存在に気づかせてくれる。

    まず、舞台がスーパーマーケットなのだが、著者が元スーパーマーケット経営者ということで非常にリアル。
    関係者の方はもちろん、消費者の方もためになる部分が多いと思う。
    また、スーパーの生鮮部門の建て直しの部分などは現在にも通じる。消費者の求めるもの、スーパーだけでなく流通業の在り方は変わらないと思った。
    そして、その実践・維持が非常に難しいということも、今の時代だからこそ思える。

    そんな舞台の中で、企業組織の人間関係、とある事件とその真相、家庭問題、経営者と従業員の関係などが書かれている。
    決して詰め込んだ印象はなく、反対にパリッとした文体で書かれているので読みやすい。

    この小説を原案にした伊丹十三監督の「スーパーの女」がコミカルで明るく表現されているのに比べ、こちらは読後感爽やかなカッチリした男の小説、という感じです。どちらも見るとより楽しめるかも。

    小売関係者は絶対おすすめです。組織の中でがんばる人もぜひ。

  • スーパーマーケットの内情だけでなく、
    部下との接し方、物事の考え方、経営者とは、を考えさせられる実践向け小説。

  • スーパーマーケットのあるべき姿はなにか、そしてそれを阻む者は誰か。石栄ストアに発生したスキャンダルをとおして、現職のスーパーマーケット専務である筆者が、さまざまな登場人物をとおして熱っぽく読者に問いかける。息もつかせぬストーリー展開で読者をたんのうさせる本格的企業小説の魅力!

  • 会社の先輩方が薦める理由が分かりました。小説苦手な私でも楽しんで読めました。
    題材はスーパーマーケットですがサスペンスのようなドキドキ感があり、スピーディに読めました。

    それでいて、小売業の業務に関しても学びが得られる良書です。
    特に、業界そのものに関する知識の乏しい若手・新人は、こういった本から学ぶのもありだと感じました。
    古い本ですが、小売の現場を垣間見れる本です。今でも役立つと思います。

  • 2011/5/27読了

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