- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061832725
感想・レビュー・書評
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愛の反対語は憎しみではなく無関心である。
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正月は寺社へ初詣に、クリスマスにはツリーを飾りケーキを食べ、結婚式は神仏・教会と選べる日本人にとって、宗教は身近であったとしても、信仰については、決して身近ではないかもしれない(そうでない日本人も勿論いるが)。キリスト教徒として神に仕えたマザー・テレサという人は、そんな我々日本人だけでなく、全世界の人々にとっても特別な存在であると思う。その生涯にわたって愛を与え続けたおこないと言葉に、本書を通して一人でも多くの人に触れてほしい。「平和も戦争も、家庭から始まる。家庭に愛があれば、平和と喜びが隣人にも及ぶ。愛は愛を生む。」「人間にとって最も悲しむべきこと、それは病気や貧困ではなく、自分は必要のない存在だと思いこむこと。」自分の身近な人が苦しんでいるとき、どうすればよいのだろう。もし、自分が死について考えるなら・・・そのときはこの本を手に取り、マザー・テレサに出会ってください。
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著者との会話のやり取りにマザーテレサの人となりを見る事ができます。
マザーに質問する内容など、著者が自分の分身の様に感じられてとても読みやすかった。
本当に愛に溢れた素晴らしい人だという事もわかったし、アラ意外と人間味のあるお母ちゃんなのね、と前より親しみを感じられた。
繰り返し読みたいと思える本 -
キリスト教の精神を掲げて、インドの貧しい人のために奉仕したマザーテレサ。
聖人君子かと思いきや、とっても人間味あふれる魅力的な人だと結うことが分かった。
キリスト教の良い面もわかってとてもよかった。 -
不親切で冷淡でありながら奇跡をおこなうよりは、むしろ親切と慈しみのうちに間違うほうを選びたい。飢えている人がいます。でもそれはパンがないためではありません。だれかの”自分”でありたいという思いが満たされない飢えなのです。物の量より愛の量なのです。ノーベル平和賞授賞式にて。私はみなさんが考えておられるような受賞者にはあたいしません。世界のもっとも貧しい人びとにかわって章をうけました。私には、受賞の晩餐会は不要です。どうか、その費用を貧しい人たちのためにお使いください。いい話。よい話。心がすうっとキレイになる。これに遭遇する度に読書をしていてよかったと思う。
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まだ無名だった頃からマザー・テレサの活動に密着取材を行って
いた日本人カメラマンによる著作である。
路上に捨てられた子供の施設、誰にも看取られずに死を迎えようと
する人には死を迎える為の家を、そしてらい病患者とその家族には
自立しての生活が出来る村を作り、インドの最も貧しい人たちの
救済活動に一生を捧げたマザー。
「愛の反対は憎しみではなく、無関心」。
誰にも必要とされていないと感じている人々に、底なしの愛情で
接するマザーとシスターたちの活動が文章と写真でつぶさに綴られ
ている。
ノーベル平和賞の授賞式には普段のサリーとサンダル姿で出席し、
晩さん会の費用は貧しい人々の為に使って欲しいと要望する。
法王から送られた高級車・ロールスロイスもマザーにかかっては
施設運営の資金の元だ。
この車を商品とした宝くじを売り出し、売り上げで新たな施設を
運営する。反面、報告書の作成に時間を撮られるのがもったいないと、
インド政府からの資金援助は一切受け取らなかった。
マザーを中心にその活動に従事するシスターたちには、本当の「無償の愛」
が溢れている。
生きながら「聖女」と呼ばれたマザー・テレサ。1997年9月5日永眠。
死後、異例の速さで列福される。
彼女が与え続けた愛は、無限で無償だった。 -
インド行く前に読みました。
マザーテレサ、無償の愛。血縁関係のない人にここまでできるってやっぱり偉大だ。 -
死を待つ人の家。
大学生のうちに行ってみたい。 -
「貧しい人にふれる時、わたしたちは、実際にキリストのお身体にふれているのです。」カルカッタのイスラムの、貧しい人のなかのさらにもっとも貧しい人のためにつかえると誓願して36年――。ノーベル平和賞に輝く20世紀の聖女の素顔と活動を、密着取材による写真と文とで、あますところなく伝える。
愛の人マザーテレサ。
僕も負けないようにがんばろうと思える本です。 -
激しく感銘。どうやったらこんな人間が育つんだろうっていうくらいこの方は愛であふれている。