殺人行おくのほそ道(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061833227

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わって「あー」としか
    言いようの無かった作品です。
    とてつもない良作です、ええ。
    ただし胸糞は強烈に悪い作品です。

    もしも「ある忌まわしき出来事」がなければ
    決してこの事件も起きませんでした。
    ところが、それを悪用した愚か者のせいで
    全てがあっという間に狂ってしまったのです。

    その真相を目にしなければならなかった
    麻佐子はさぞかし心がぼっきりと
    いってしまったことでしょう。

    救えない作品です。
    本当どこまでも、救えない…

  • 叔母の周りの人々が次々と殺されていく……しかも、その土地が松尾芭蕉の『おくのほそ道』に由来している。麻佐子は、5年前、叔父と2人で旅した”おくのほそ道”と連続殺人の謎を解こうとして、やがて犯人と覚しき男を知る。しかし、その男もまた、殺されてしまうのだった。それでは真犯人はいったい……。


  • 伯母さんの苦しみは伯父さんには理解できたのだろう。
    高校生くらいのときに読んで、その理不尽さに心がもやもやした。

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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