本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (423ページ) / ISBN・EAN: 9784061833708
みんなの感想まとめ
激動の歴史の中で翻弄される一人の武将の物語が描かれています。主人公は、父や兄の死を背負いながら土佐の国主となり、権力争いに巻き込まれつつも、関ヶ原の戦いに挑むものの、運命に翻弄される様子が描写されてい...
感想・レビュー・書評
-
司馬遼太郎が探求した土佐シリーズの一遍。
父は四国制圧目前で秀吉への臣従をよぎなくされた元親。兄信親の早すぎる戦死。関ヶ原の戦いを待たず病死した元親を跡を襲い、主人公盛親が土佐の国主となるも、権力争いから兄親忠を死に至らしめる。そうした犠牲を払いながら関ヶ原の決戦にのぞんだが、意に沿わぬまま一戦もせず、責任を問われ、土佐一国を失ってしまう。
かつての家臣も四散した十余年後、再起をかけて大阪の陣にのぞむも敗れ、復興は夢と消えてしまう。
本人の意思がことごとく裏切られ、激動の歴史の流れに翻弄され続けた長宗我部盛親一代記。
盛親に脚光を浴びせた小説は少ないので、そうした試みは大きく評価できる。これだけ運命に漂いながらも力強く生きた物語としてはもう少し幅を広げても良かったような気がする。
余談だが戦後しばらくして、改易された立花宗茂と丹羽長重が大名に復したことを思えば、盛親にも違う人生があったのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2017.6.1(木)¥100(-2割引き)+税。
2017.8.24(木)。 -
司馬遼の本わ毎度の事ながらいろんな知識が身につく。
でもボクももう60歳が近いので身につく代わりにどんどん忘れていく。
年をとると脳のキャパシティわ減る一方なのだ。
でも何を忘れたか覚えてないのでちっとも気にならない(笑う)
先読の『風神の門』に時代近く、関が原合戦に始まり、大坂冬の陣/夏の陣に終わる物語り。面白い。 -
偉大なる父親を持ち、優秀なのに若くして死んだ兄を持つ、割りとふつーな武将、長宗我部盛親のお話。家督を継いだときに、ちょうど関ヶ原前のゴタゴタに翻弄されたちょっと運の悪い人なんだけど、悲運ってほど英雄的でも無い(大阪の陣だと、真田幸村だもんな)。
あと、これに限らず、歴史小説に恋愛を持ち込むのは違和感あり。 -
長曽我部元親さんの淡々とした人間味ある生き方もいいなあ。
-
一瞬の矜持。
-
戦国の英雄長宗我部元親の世子、盛親の物語。若くして家督を継ぐも関ヶ原で西軍に与し領土没収。お家復興をかけて大坂の陣 に臨むもまた敗北、戦死。こう書くと悲惨だが、物語ではサバサバした現代っ子風に描かれる。武勇才質ともに悪くなかったが、運命に身を任せた。
-
夏草の賦が長曽我部元親が土佐の一郡から身をおこし、四国を切り取ったのに対して、戦雲の夢は元親の四男(だったかな)で跡取りの盛親が主人公となる続編的なストーリー。生まれながらの大名にして欲がなく運を手放してしまったような人生。関ヶ原で西軍についてしまい敗戦のため、大名から浪人に転落してしまう。大阪夏の陣で浪人集団の大将となり自分の部隊の局地戦では勝ったもののその他は全滅。煮え切らない不運な人生を送る主人公になぜか同情してしまう。
-
近頃、長曾我部家が気になって仕方ありません。
-
-
元親四男の話。戦国は普通の人には生きにくい時代だったのだなあ…としみじみ。
-
4061833707 407p 1988・1・30 11刷
-
長宗我部元親の子、盛親が主人公の本です。
物語の最後、大阪の陣に向かう盛親の下に長宗我部の旧家臣たちが一人、また一人と集まってくるシーンは鳥肌ものです。
ハッピーエンドではないからこそ読む価値がある。そんな一冊でした。 -
夏草の賦があまりに悲しかったので、元親の4男、盛親について書かれた
この本に手が伸びました。悲しくもはかない男の生き様を見ました。でも盛親は幸せだったろうなあ。繁栄だけが幸せでない男の不器用さみたいなものがよかった。 -
読了。
-
突然ふってきた家督を継いで、しかもそれが皆に賛同されているものでもない。
辛かったんだろうなァ。
盛親と弥次兵衛の別れは本当に悲しい。
-
長曾我部元親の四男、盛親のお話。
豊臣側について、関ヶ原で負けた十数年後に奮起し、初めて勇猛さをみせる盛親に心奪われました。
田鶴やお里といった女性陣にも好感が持て、盛親をささえていく家臣達には好感どころか愛しさを覚えました。
盛親の心情と、周囲の心情、どちらも自分で深く読みとくことができる、良書です。 -
未読ではありますが、夏草の賦を読了後に是非読んでみたいです。
著者プロフィール
司馬遼太郎の作品
本棚登録 :
感想 :
