- Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061833807
感想・レビュー・書評
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大好きな長編小説。文庫本がボロボロになるくらい読んでいる。
江戸時代から数多ある日本語版の水滸伝の中でも、この駒田訳は正統派であり、安心して読める(全く誤訳がないという意味ではない)。内容を端折っていないところもよい。私は、韻が好きなので、文中に多数出てくる歌を読むのも好き。また、文中に出てくる故事などについての注釈があることで、一般的にはあまり知られていないような故事を知ることができ、単純にあらすじを追う以上の、文章を読む楽しみがある。 -
中国が誇る有名古典。百二十回本の完訳。個人的には七十回までの、丈夫たち個々人のエピソードのほうが楽しいとは思うが、やはり作品の構成として召集後のストーリーも不可欠だろう。召集後がイマイチな理由としては、大衆文学ゆえか戦闘の描写のバリエーションが乏しい点があげられる。
とはいえ充分に楽しい作品であることは間違いない。
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