起承転結殺人事件 (講談社文庫 あ 21-3)

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  • 講談社
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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061834071

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  • だらけた先輩と、その下で頑張る後輩の短編集。

    最初の事件で出会った存在が、最後まで。
    しかも、完全に助言配置にいるという状況。
    そもそもこんな状況でいいのか!?w という
    突っ込みもできます。
    先輩にいたっては、突っ込むだけ無駄な気がしますが。
    ここまで正直に生きているのは、うらやましいです。

    先輩の適当な考え、後輩の頑張り、的確な指示、と
    全員の役割分担ができているので、殺人事件なのに
    やたらにコミカルというか、突っ込みどころ満載。
    お約束感がでてきて、面白かったです。

  • 起承転結殺人事件
    満員御礼殺人事件
    四苦八苦殺人事件
    の3部作.

    起承転結では,直子の父親と井上刑事の劇的な出会い,
    なぜ,直子と井上刑事の絆が強いのかが分かった.

    当初は直子が主人公ではないことが想像できた.

    満員御礼,四苦八苦とも,井上刑事の苦労が分かるとともに,
    直子,大貫警部も活躍していることが分かる.

    赤川次郎の得意とする3人主人公の典型かもしれない.

  • 2011/5/4読了。野放図な警部と彼に振り回される部下を中心にした短編集。つまらなくはないけれど、あまりにもくだらない。読みたい本が他にあるならばそちらを優先させるべきだと思う。

  • 出版社/著者からの内容紹介
    中華料理店で客を人質にとったライフル魔は、人質解放の条件に警官をひとりよこせと命令、大貫警部は得たりとコンビの井上刑事にその役を押しつける。哀れ井上刑事!だがライフル魔は意外な要求を出した。自分は、事故で沈んだ遊覧船の元船長だが、事故は誰かが仕組んだ筈、その真相を調べてほしい……。
    ******************************

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著者プロフィール

赤川次郎
一九四八年、福岡県生まれ。七六年に「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、サラリーマンから作家業に専念する。八〇年に『悪妻に捧げるレクイエム』で角川小説賞を受賞。二〇一六年に『東京零年』で吉川英治文学賞を受賞。『セーラー服と機関銃』『ふたり』『午前0時の忘れもの』など著書多数。〈三毛猫ホームズ〉〈幽霊〉〈三姉妹探偵団〉など人気シリーズを多数持ち、シビアな事件・出来事を温かい視線で描き続けている。

「2023年 『めざめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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