私の手が語る (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061834538

作品紹介・あらすじ

「私の手は、私がやってきたことのすべてを知っており、また語ってもくれる。私が話すことは、私の手が語ることなのだ」。完全燃焼をめざして生き抜いてきた技術者であり戦後を代表する経営者が、人間としての哲学や若き日の秘話を縦横に綴った待望の書。本田宗一郎のすべてが躍動し、面白さも抜群。

感想・レビュー・書評

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  • 本田宗一郎のエッセイのようなもの。仕事、家族、歴史、絵などテーマは様々。あらゆることに関心を持ち、自分なりの考えを持つのは大切なんだな、という感じがした。

  • まあ普通。

  • オヤジ流の「幸福論」

  • 本田宗一郎の言葉が書いてあるらしい.
    2015年08月11日(火)手元に届いたのでこちらを「数学まなびはじめ」より先に読むことにした.

    前書き,終わりにを読んだだけで人生の過ごし方のお手本になることが書かれている.
    この書籍は,本田宗一郎 氏 自らの意思で書かれたものとのこと.

    1つのことに集中すること.
    理論だけではなく,実装すること.

    2回目の読み直しの必要はないと思われるので,私設図書館に保管することにした.

  • 著者曰く、徒然草のような随筆的作品。
    「考える」ということはどういうことかという素晴らしい手本。
    時代を超えて本田宗一郎の思索の深さに触れられたことは、読書ならではの喜びだった。

  • 随想録。よく、理想の経営者などで名前が上がっている。私もこういう人と働きたいと思う。もちろん、お会いしたことなどない。しかし、会社を訪問したときに受ける印象は、さまざまな書物で語られる筆者の考えそのままであることは驚きだ。
    本書で最もすばらしいのはタイトル。手を動かして自分で考える、経験を大切にすることはとても共感できる。一方、時代に会わない部分もある。たとえば、就労年齢が増えることや化石燃料の枯渇に関しては古さを感じる。なんせ、筆者が社長職を退いたのは私が生まれた次の年だ。

  • 目次の前にある著者の「私の手」がとても印象に残ります。

    以前からも思っていましたが、本書を読んでより本田宗一郎という人は経営者である前に技術者(人間であると同時に技術者だ)と感じさせるほどものづくりの人なんだと思いました。

    多くの小題で様々な話をされていますが、一つ一つからそれぞれ【なるほど!】ということを読み取れるわけではなく、少しずつ著者のことを知り、読み終わった後に自分の考えと比べたりしながら内容を消化していくような読書でした。

  • 本田技研の本田元社長の本。
    まとまりがなく、様々な事が書かれているが、本田社長の考え方が表されている本

  • 本田宗一郎のエッセイ。
    独特の信念と哲学。
    生きた哲学。実践の哲学。
    人の心を大事にし、自分の原理原則に生きた本田はかっこいい。

  • 知ることに対して謙虚で貪欲であること、会って触れあうことを大事にすること。戦争を知っている世代の経営者の言葉。空回ることなく響いてくる言葉を、大切に繋いでいきたい。

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著者プロフィール

本田技研工業創業者

「2016年 『会社のために働くな』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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