懲戒解雇 (講談社文庫)

著者 : 高杉良

• 講談社

感想・レビュー・書評

[炙りさーもんさんの感想 · 2014年12月23日]

実際にあった出来事をヒントにしていると知り、
凄いなと驚く反面、現代社会のネット社会、情報社会では
成り立たないなと。まさにこの時代を象徴したストーリー。

ノンフィクション系なので、勧善懲悪までは
求めたわけじゃないけど、あそこまで徹底抗戦で
最後の納め方に若干苦笑。
緊迫した展開はスリリングで楽しめる。

著者プロフィール

1939年東京生まれ。化学業界専門紙の記者、編集長を経て、1975年『虚構の城』でデビュー。以後、綿密な取材に裏打ちされたリアリティに富む経済小説を次々に発表。企業組織の不条理と戦うミドルの姿を描いた作品は、日本中のビジネスマンより絶大な支持を得ている。他の作品に『金融腐食列島』『乱気流 小説・巨大経済新聞』『管理職の本分』『破戒者たち 小説・新銀行崩壊』、などがある。

「2020年 『銀行渉外担当　竹中治夫　メガバンク誕生（4）』 で使われていた紹介文から引用しています。」