懲戒解雇 (講談社文庫 た 15-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061834644

感想・レビュー・書評

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  • 三菱油化の所沢仁さんの事件を小説化したものとのこと。
    今となっては従業員による会社相手の労働裁判は珍しくもなんともないが、当時の財閥系企業で会社に対して解雇無効を争うというのは勇気の要ることだったのだろう。
    本題ではないが、会社の金で飲みまくっていたり、上司の家にずんずん乗り込んでいったりと、昭和の時代を感じさせる行動が多く、昭和期のハードなサラリーマンの姿が印象深い。
    テンポよくストーリーが進むので、非常に読みやすい。最初の怪文書問題を捨象するなど、贅肉のそぎ落とし方が上手いんだろうなあ。

著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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