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- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061834644
感想・レビュー・書評
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三菱油化の所沢仁さんの事件を小説化したものとのこと。
今となっては従業員による会社相手の労働裁判は珍しくもなんともないが、当時の財閥系企業で会社に対して解雇無効を争うというのは勇気の要ることだったのだろう。
本題ではないが、会社の金で飲みまくっていたり、上司の家にずんずん乗り込んでいったりと、昭和の時代を感じさせる行動が多く、昭和期のハードなサラリーマンの姿が印象深い。
テンポよくストーリーが進むので、非常に読みやすい。最初の怪文書問題を捨象するなど、贅肉のそぎ落とし方が上手いんだろうなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示