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- / ISBN・EAN: 9784061835818
感想・レビュー・書評
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久々の再読。
芸能あるいは工芸をモチーフにした耽美な短編5編。
ところどころ、変に枝葉ばかり記憶に残っていて、
肝心なストーリーを失念していた自分(泣)
表題作は陶芸家と幻の茶碗の話。
昔、初めて読んだときはボーッと読み過ごしてしまったのだが、
実は収録作「阿修羅花伝」って「禽獣の門」の後日談だったのね。
一連の事件を経て、素晴らしい舞台を務めた結果が巡り巡って……という(涙)
で、怪談調ミステリ「闇絵黒髪」が今回は一番心に響きました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鬼恋童
阿修羅花伝
闇絵黒髪
炎帝よ叫べ
寝室のアダム、の5編。
たったひとつのものに対する執着を捨てられない人たちの物語。
本当にご無沙汰だった赤江瀑さん。
この後ろ暗いストーリー… 親には、ちょっと知られたくないっていう、ね!
耽美という言葉を知ったのは、この頃だったかなぁ、と思うと懐かしく…
その人にとっての、たった一つの美に魅せられ、破滅へと堕ちていく者たちには特有の美しさがあり、それを描き続けた作家さんですよね。 -
420
萩焼の窯元に代々秘蔵されてきた古萩“白虎”。凶々しい伝説に包まれた名器が歴史の闇から浮かび上がった時、惨劇は始まった。表題作「鬼恋童」の焼物、「阿修羅花伝」の能面、「炎帝よ叫べ」の隈取り――その美に囚われた人達は、官能の暗い情動のままに破滅への道をひた走る。耽美派の鬼才が描く妖美世界。
鬼恋童・阿修羅花伝・闇絵黒髪・炎帝よ叫べ・寝室のアダム -
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この頃の表紙は辻村ジュサブローの人形。画像がないのがおしい。
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5つの短編に共通するのは、狂気とも言える執着心だ。
執着の対象は、芸術品であったり、女性の毛髪であったりするのであるが、話は思わぬ方向へ。
最初の2編は会話の京言葉の理解に神経が集中してしまった。
後半の3編は面白い。
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