羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 167
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061836075

感想・レビュー・書評

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  • 主人公と耳の綺麗なガールフレンドの北海道旅行

    鼠と羊を探しに寂しい場所へと進んでいく二人

    十二滝村がどうやって出来たか?についての話は面白いと思った。

    最後の山籠もりでの主人公の生活が、たわいもないけど楽しそう。

    村上春樹の主人公達は金に執着がなさ過ぎる。
    →だからモテるのか?

  • 次の『ダンスダンスダンス』が一番好きなんだけれど、久しぶりにこの本を読み返してみた。
    31年前の作品。文章に惹かれる。どこから読んでも、くらっとするような文がある。



    「日本の近代の本質をなす愚劣さは、我々がアジア他民族との交流から何ひとつ学ばなかったことだ。羊のこともまた然り。日本における緬羊飼育の失敗はそれが単に羊毛・食肉の自足という難点からしか捉えられなかったところにある。生活レベルでの思想というものが欠如しておるんだ。時間を切り離した結論だけを効率よく盗みとろうとする。全てがそうだ。つまり地面に足がついていないんだ。戦争に負けるのも無理ないよ」(羊博士)

    「全ては彼を中心に回転するべきなのだ。許すことと憐れむことと受け入れることそ中心に」(僕)

    「あとには沈黙だけが残った。沈黙の他には何も残らなかった」

  • 村上春樹の登場人物というのは非常にフィジカルだなと思った。彼らは、彼らが食べた食べ物と動かしただけの運動量とかつて聴いた音楽と読みふけった本によって、形作られる。思念のみの存在ではない。

  • 羊をめぐる冒険 (下) (講談社文庫)

  • 結局、村上春樹は私の好みではないことがよく分かりました…

    好きな人はめっちゃ好きなんだろうけど、ということもわかりました。

  • 寂しいけれど好きです。
    不器用でも自分のリズムで動く。
    とっても大事なことです。
    少しずつでも一歩一歩進む。
    前か後ろかではなく、きっと一歩動いたことが
    1番肝心だと思います。

  • やっと物語が動いたんだけど、どういうことなんだ?どういうことなんだ?どういうことなんだ?
    最後の方の文章はなぜ切ないのか。なぜか先が気になって読んじゃう感じ。下巻は冗長な比喩表現が少なくて読みやすかった。でもわからん!でも読んじゃう。
    鼠と会った後で熱を出して夢を見ている?ところが映画っぽい感じで良かった。

  • 読み返してみると確かにひとつの区切りだったゆだなと感じる

  • 名前が喪失している。あるいは仮名である。
    純然たる個の世界。
    個人であるということは、かくも自由で孤独で、厳しいことなのか。

    ジェイは理想であり、救いであるということが、痛いほど伝わってきた。

    学生のころ、読んだ時には気づけなかったことがたくさんあった。
    個であり、人に対して責任を負わないということは、自由であるけれど、とても孤独だ。
    個にあこがれて集団を嫌う私には、とても意味のある作品だった。

    最後に、ジェイに会いにいったところからが、泣けた。
    せつない。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月7日発売の『文学界』で短編小説を2作掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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