塚原卜伝十二番勝負 (講談社文庫 つ 10-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061836211

感想・レビュー・書評

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  • BS時代劇版がすごく面白いので原作が気になって読んでみた。結構淡々とした文章と人物造型なので、感情移入しにくい。やっぱりドラマ版のほうが面白いなあ。

  • ん~評価が低いのは、私がきっと剣豪小説というのになれてないから?
    あまりドラマを感じられず、物語というより、卜伝の決闘の記録といった印象。
    卜伝の印象も・・・ああ、とてつもなく強い人だったんだな・・だけかな。

    従者の左門が「新さま」と呼ぶのが妙にツボでした(笑)
    最初は「新様」途中から「新さま」になってたのは、何か意味があるんだろうか?
    あと、卜伝・・というか、新右衛門の一人称が最初「儂」途中から「俺」、で、また「儂」になってたのもなぜ?
    「俺」→「儂」は年齢と共に・・でわかるんだけど、17才ぐらいで「儂」って言ってて、途中から「俺」になって・・・がよくわからん。

    ほとんど流し読みしちゃって、変なところだけ気になった^^;

  • 淡々と物語が進むのですが、塚原の男らしさが 淡々としていればいるほど剣士としての鋭さとかが表現されてる気がしました。いい作品です。

  • 男の中の男を見ることができた。

    かっこよすぎる。

  • 剣の極意を求める壮絶な決闘を描き、剣豪小説に新しい息吹をもたらした会心作。剣の聖地・鹿島に生まれ、香取神道流の奥儀を極めて17歳で武者修行の旅に出る。めざすは諸流達人の集まる京都だ。1人の若者が古今無双の剣士と称されるまでの名勝負をリアルに描き、謎多き塚原ト伝の実像に迫る長編力作。

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著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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