人間の檻―獄医立花登手控え4 (講談社文庫 ふ 2-6 獄医立花登手控え 4)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061836266

感想・レビュー・書評

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  • 獄医立花登シリーズを4巻続けて再読し、藤沢周平の世界をたっぷりと堪能した。
    柔術の使い手にして、牢医者というユニークな生業の青年を主人公に、捕物帖と市井小説を融合したこのシリーズは、小説名手の著者ならでは。
    また、登の叔父の家での出来事は、ホームドラマとも言え、さらに従妹のおちえとの経緯は、青春小説のよう。
    テレビドラマで、『立花登青春控え』と題名したのも頷ける。
    四季折々の情緒あふれる江戸の街の描写も鮮やかなこのシリーズは、いずれまた再再読する日があるかも。

  • 2018.6.1(金)¥200(-2割引き)+税。
    2018.9.25(火)。

  • 10/03/25 立花登も年貢の納め時。めでたし。心地よい読後感。

  • ついにシリーズ最終巻。
    登の人間臭さが好き。
    最後も綺麗に終わって良かった。

  • 93年23刷本

  • モテる登のおことっぷりがなんかこのシリーズを軽くしていく感じがしてしまう・・

  • 藤沢周平面白い!

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著者プロフィール

1927年山形県生まれ。山形師範学校卒業し教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て71年、「溟い海」でオール讀物新人賞を受賞し、73年「暗殺の年輪」で直木賞を受賞。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。作品は『蝉しぐれ』など多数。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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