雲の階段 下 (講談社文庫 わ 1-8)

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  • 講談社
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本棚登録 : 46
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061836501

感想・レビュー・書評

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  • テレビも見たが初めの作品とは結末が違うが主題は変わらないと思う。

  • けっきょく逃亡というラスト。

    ドラマは途中で観なくなったんだけど、ドラマも原作どおりなんだったら消化不良じゃないか。

    前に読んだ『無影燈』は、ストーリー的には良かったと思ったんだけどなぁ。
    今回のは、自分にはダメだった。

  • <上下巻あわせた感想>
    最近赤丸急上昇の俳優、長谷川博己主演ドラマの原作だったので期待して読んだら、イマイチでがっかり。

    気の弱い主人公が離島で医師免許を持たないのに治療を行ってしまう行為において、島民を救いたいという気持ちと罪悪感との葛藤というネタなら良かったのだけど。

    美人の大病院の娘に恋して、副院長になる....ちょっとやりすぎな感じが。この小説が書かれた昭和50年中頃は実際に医師免許を提示する機会が少なく、この様なことが可能だったのかもしれない。でも、大病院の副院長はねえ、やっぱりやりすぎで、必ず訪れる崩壊が分かるので、読んでいて楽しくないし、最後は逃亡して終わりだし。

    まるで、昔のドラマみたいに、収集がつかなくなると海外へ行ってオシマイってオチで、この春放送のドラマもそんなオチになっちゃうのかな。

  • 偽医者として着実に成功していく主人公の姿が痛快でした。

    等身大の人間としての医者の姿がわかる気がしました。

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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