続企業参謀 (講談社文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061836778

作品紹介・あらすじ

"企業生き残り戦争"の命運を左右する「企業参謀」集団-ロングセラー『企業参謀』で、わが国企業界にはじめて"真の戦略的思考法"を導入、旋風を巻きおこした著者の、前著を一歩進めた実践応用編。豊富な実例と最新情報を駆使して「戦略的経営計画の実際」を解き明かす注目のビジネス書。

感想・レビュー・書評

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  • 難しい

  • 前著に続き、企業における戦略とは何か?参謀とはなにか?を深く考えさせてくれる本。しかし、難しい。大前氏の考え方のプロセスを追うだけでも、かなり思考力がいる。現時点ではついて行けてない。時間をおいて再読したい。

  • <blockquote>【書き抜き読書メモ】
     ・ 前作『企業参謀』において、うかにも、私は「手法」と見誤られるものにかなりのページをさいた。私はそれを参謀の「道具」と呼び、実際その使い方を記述した。意図したものは、道具の使い方そのものではなくて、道具を使って行うところのプロセスの記述と、プロセスの奥にあるものの考え方の記述であった。数多くの読者からノウハウを公開してくれてありがとう、と感謝された。ごく少数の読者は、ものの考え方についての記述が非常に参考になった、と言ってくれた。/本書は、この少数派の人びとを対象としている。 p218

    【目次】
     1.戦略的に考えるということ
      ・冷蔵庫の教訓
      ・ホッケー・スティック曲線
      ・玉石混交の罪
      ・高速道路の鹿
      ・PPM公害論争
      ・戦略のあてはめ
      ・標準戦略の役割
      ・製品・市場戦略
      ・戦略経営計画の立案のプロセス
     2.”低成長”とは何か
      ・戦略的思考家の条件
       家康流戦略的意識への転換
       ”灰色”に妥協できる柔軟性
       経営に受け継がれた玉砕精神
      ・新しい経済環境の吟味
       企業環境に「本質的変化」が起こる
       <その1>低成長永続の意味
        判断ミスを許さない
        ”カン”から”分析”へ
       <その2>市場の成熟に伴う硬直化
        急激すぎた日本の成熟化
        成熟期のマーケット・シェア
        高シェア・高収益企業はどうなるか
        常識への挑戦を
       <その3>経営資源の偏りは高価
        人材=新しいモビリティへ
        資本=企業間格差はさらに拡大へ
        原材料=厳しい情勢が続く
        技術=その1・色調の偏り
        技術=その2・選択の偏り
       <その4>複雑な国際情勢
       <その5>インフレの進行
       <その6>生産性は頭打ち
       参謀グループの必要性
      ・低成長の中身とその戦略的意味
       ?需要変動型
       ?国際競争力型
       ?新価格体系型
       ?ライフ・サイクルの短命化
      ・戦略の質的転換のために
       ノウハウ輸入時代の終わり
        それは思想でなく感想であった
        妙味がなくなった経営ノウハウ輸入
       命題的部分−why
        なぜ事業を営むのか−本質的問い直し
        具体的な企業目的の表現を
       抽出的部分−what
        企業経営の縮図
        経済変動下の企業力の測定
        短期間で基本戦略を方向づける方法
       選択的部分−which
       人的部分−who
        勉強不足の根は環境にある
        ”かたわ”の事業部制
        ”官僚的心情”を克服せよ
     3.戦略的思考に基づいた企業戦略
       ・相対的な力の変化
       ・相手の追従を許さぬ三つの方法
       ・その1 KFSに基づく企業戦略
        新市場参入に際して考えるべきKFSの例
        企業活動を分解してKFSをつかむ
         原材料
         生産設備
         設計
         生産技術
         技術特許
         品揃え
         アプリケーション
         販売力
         販売網
         サービス
         自社のKFSを知っただけではダメ
         硬直化部門を切り捨てる
       その2 相対的優位性に基づく企業戦略
         収益源確保のメカニズム
         フィルム業界の”あまのじゃく作戦”
       その3 新機軸の展開に基づく企業戦略
         1 考え方の転換
          飛行機エンジン数の常識を破る
          電気毛布を下に敷く
          ダスキン750万のネットワーク
          往復料金を一度に回収
          クオンタム・ジャンプ
         2 戦略的自由度 
         3 技術ポートフォリオ
      4.戦略的計画の核心
         1 戦略的に意味のある計画は、目的地に達した場合、守り抜けるものでなくてはならない
         2 いかなる勇者といえども、市場の構造変化を予知し、対処するために、己の強さと弱さを常に知り抜いていなければならない
         3 真の戦略家は、リスクを避けるのではなく、リスクを敢えてとる局面がなくてはならない
         4 最後に戦略に魂を吹き込むものは人であり、マネジメントのスタイルである
      あとがき
      
    </blockquote>

  • 戦略立案の基本書は企業参謀と続企業参謀で良いのでは?と思った。
    マッキンゼーシリーズも良いけど、やはり基本はこの2冊かな。
    全体像が分かる。

  • 20年以上前の本なのに事例の古さを除けば最近書いたと錯覚する内容。あとがきで著者が書いている通り「意図したものは、道具の使い方そのものではなくて、道具を使って行うところのプロセスの記述と、プロセスの奥にあるものの考え方の記述」なんだろう。PPMやKFSなどは具体的でパッと見て出来ているように見えるが、本質はそこではなく、そこから何を導き出してどうアクションさせるのかが大事。うーん、深い。80年代から全く変わっていない。本質というのはそういうものなのだと改めて実感。

  • HowToベースの「企業参謀」も素晴らしいと思いましたが、唯一解のない戦略を論じる書として、戦略的思考の概念や考え方を解説している本書は、大変参考になりました。
    特に「相対的優位性」という考えは、戦略の妙味だなと感じました。

  • 大前研一の企業参謀の続編。
    前作にウェイトを占めた手法ではなく戦略的思考についての補足。
    ポートフォリオ管理とは、市場の魅力度と自社の強みを考えることに他ならない。
    ポートフォリオのために事業をするのでなく、会社に合わせた戦略を取ること。
    常に相対的な競争力を意識すること。
    真空の中でビジネスをしているのではない。
    徳川家康の偉大さは「馬上で得た天下を馬上で治めるべきでない」としたところ。
    変革を生み出した後に指導者たらんとする者に要求されるのは思考の柔軟性である。
    従来のマーケティングでは、シェアは市場成長期に取れだが、いまは立ち上げ期に全て取れ。
    どう競合と差別化するか?
    1.KFSに集中投資する
    2.相対的優位性を活かす
    3.市場orサービスの新機軸を開拓する
    機能別、官僚的に考えるのではなく、どうすれば金が増えるか、シェアが取れるかで考える。
    どのように新機軸を求めるのか?
    1.業界の常識になぜ?を繰り返す
    オペレーション改善ではなく、10xを起こしやすい
    2.改善のための戦略的自由度を何本か出して、それらを絞り進めて行く

    戦略的思考を自在に操れる道具まで使い込むこと

  • ぞく。読んでいくうちに他のこといろいろ考えた。本末転倒だけど、なんというか、大前さんの思考のプロセスからの言語化みたいなのをかんじて、自然に僕も内容は自分のことなんだけどシンプルに思考でき、それを表現できた。

  • 読了せず。

  • 企業参謀より、理念や考え方にフォーカスした書。古い本だが本質的な部分は普遍。

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著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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