人外境(にんがいきょう)通信 (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061836792

感想・レビュー・書評

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  • これまた何度読んだかわかりゃしませんが。
    「人外」は「じんがい」ではなく「にんがい」と読みます、
    念のため。
    『幻想博物館』『悪夢の骨牌』に比べると、
    うっとりするような耽美趣味ではないので、
    ちょっと肩透かしを食った気分になります。
    いや、一見、地に足のついたお話っぽいのが、
    却ってきぼぢわるかったりして(笑)。
    後からじわじわ気色悪くなってきますね。

  • 320
    地上の一隅にたしかに存在する影の王国、つまり人外境。そこへの扉は容易に開かれないし、かりに扉から偶然入りこめて、彼ら人外の宴にまぎれこんだとしても、人は気づかず通り去るのだ。これから著者が招待するのは、その秘められた宴……。イマージュに光沢と飾りつけを与え、短篇の至芸を示す作品集。連作「とらんぷ譚」第三集の文庫化!

  • 地上の一隅にたしかに存在する影の王国、つまり人外境。そこへの扉は容易に開かれないし、かりに扉から偶然入りこめて、彼ら人外の宴にまぎれこんだとしても、人は気づかず通り去るのだ。これから著者が招待するのは、その秘められた宴…。イマージュに光沢と飾りつけを与え、短編の至芸を示す作品集。連作「とらんぷ譚」第3集

  • 人外(にんがい)
    それは私である。

    とはじめられる中井英夫の世界。

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著者プロフィール

中井英夫(なかい ひでお)
1922~1993年。小説家。また短歌雑誌の編集者として寺山修司、塚本邦雄らを見出した。代表作は日本推理小説の三大奇書の一つとも称される『虚無への供物』、ほかに『とらんぷ譚』『黒衣の短歌史』など。

「2020年 『秘文字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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