夢で会いましょう (講談社文庫)

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レビュー : 168
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061836853

感想・レビュー・書評

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  • この本読むと、村上春樹さんのすごさが分かる気がします。


    私が糸井重里さんを別に好きでもないというところから来ているのかもしれないし、

    村上春樹さんの作品を昨今結構読んでいるために彼の書き方に馴染んでいるというのもあるかもしれない。

    でも。それでも。


    村上さんの書いた部分は、一行、少なくとも冒頭部分で、お話が繰り広げられる舞台が想像できます。そしてそのお話の展開が、現実よりのものなのか、ファンタジーを帯びたものなのか、と言うところまで。


    糸井さんのは違う。明らかに違う。
    なんだか、「こういうのもアリでしょ。」というのを力技でぶち込んできた感じ。あとちょっと下品w


    比べちゃ悪いけど、村上さんの書いた部分には、思慮深さに似たものを感じました。それが下品か否かの境目なのかもしれない。別に下品が悪いって言うんじゃないけど。(ただ、下品にしてみた、というのと下品になっちゃったはとてつもなく違うけど。)



    でも糸井さんのが全て悪いとかそういうんじゃなくて、現実に即した感じの日々のあれこれを書き綴っているものは、楽しめた気がするな。

  • 村上春樹さんと糸井重里さんがカタカナの単語から思いついた事を自由に書いた本。物語だったりエッセイだったり色々です。
    短編集とも言えるし、散文集とも言えると思います。

    村上さんの文章はだいたい間違えずに分かったのですが、糸井さんの文章は村上さんの文章かと思ったりしてました。

    作中で村上さんも「カゲのようなものが残らない」と書いてましたが、糸井さんの文章はなんだかスッキリしている。言葉がそのまま入って来るというか、うまく言えないけれど言葉は文章になるとその文脈による雰囲気なんかが感じられたりするんだけど、それがない。言いたい事は書かれている言葉そのもの、というかそれが全て、という感じ?がする。
    村上さんの文章は読み始めるとすぐに世界観が立ち現れるからすぐに分かる。

    物語を書く人とキャッチコピーを考える人の違いなんでしょうか。

  • 糸井さんと村上さんの超ショートショート。
    ゆるゆる読めます。

    分かれば面白いかもしれないが、好き嫌いが分かれそうな印象。盛り上がり箇所とかないし。
    ショートなのに、いやだからか読むのに時間がかかった一作。

  • 『ドックフード』における欲望の達成の物差しを時間で考えてしまう話や、糸井さんの春樹評が特に面白かった。
    他の方のレビューで「村上は流石だが、糸井はイマイチ」という評が散見されるが、そんなことは当たり前じゃないか。

    ノーベル賞クラスの作家とマザー2のシナリオライターを同じ俎上で語るでない。

  • 村上春樹と糸井重里の短いエッセイが100編ぐらい載ってて、村上さんのパン屋襲撃が読みたくて借りたんだけど、糸井さんのはつまんないから飛ばして読んだ。抱き合わせ商法かw

  • 村上春樹は日記レベルのライトな文章。軽妙でおもしろい。
    糸井重里の文章は・・あんまり好みじゃないかな。脱力系おしゃれなのが糸井さんの良さだと思うけど、本作では村上春樹と一緒ということで肩肘張ってる感じがします。
    全体としては、うーん、合作の意味があったのかなあ。

  • 糸井重里と村上春樹のショートショート。
    カタカナ語のタイトルがつけられていて、それについての物語みたいなものが書かれている。
    マーガリンがバターに劣等感を抱いてるというのは、「ふーん」とは思えないなぁ、糸井さん。マーガリン好きだよ。って思ってWikipediaを見たら、そこでもまぁバターの劣化品みたいに書かれてて悲しくなった。
    村上春樹は「あしか」ブームだったのかな。
    これも1986年の、古い本です。

  • 村上作は非常に面白いのだが
    個人的に糸井作が気に入らなかった
    あまり面白くない感じだった

  • カタカナのお題ごとに、糸井重里と村上春樹が超短編の文章を書いていくといった構成。

    糸井重里の文章は、意味がよくわからなかったし、当然面白くもなく読み飛ばしてしまった。
    村上春樹の文章だけを読むことをお勧めします。
    中には声を出して笑ってしまう傑作もあった。

  • ひとつの単語に 物語 をつけて 書き綴る。 1番その人らしい文章が出るスタンスなのかも。 この発想力というか、展開力というか、是非とも真似しようと思っている。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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