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Amazon.co.jp ・本 (244ページ) / ISBN・EAN: 9784061837157
感想・レビュー・書評
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生命の鍵をにぎるDNAモデルはどのように発見されたのか?
遺伝の基本的物質であるDNAの構造の解明は
今世紀の科学界における最大のできごとであった。
この業績によってのちにノーベル賞を受賞したワトソン博士が、
DNAの構造解明に成功するまでの過程をリアルに語った
感動のドキュメント。 -
著者は言わずと知れたDNAの発見者。デオキシリボ核酸の構造解明に成功するまでの過程をリアルに著した名著。訳者の中村桂子も生物学者、三菱総研生命科学研究所を得て、家元がかつて所属した日本たばこ産業の高槻にある生命科学博物館2代目館長を勤めた。
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二重螺旋を見つけノーベル賞を取ったワトソンの記録。非常にのんびりした牧歌的日記帳なのですが、このくらい根を詰めないほうがうまくいくのかなー、と思ったのです
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医学部で生化学を学んでさらに博士課程で論文も書いたので科学部分についてはある程度すらすらと読めたが、そうでなければちょっと読んでてしんどい部分も多そう。とはいえストーリーとしての面白さに加え抜群にユーモアもあり読み物として単純に面白く、売れた理由はよく分かる。
訳者あとがきにも書いてあるとおり「科学の本質は競技ではない。早く発見したからといって誇ることが大切なのではなく、科学の体系を世界の科学者が力を併せて発展させることが大切なのである」という考えに私も賛成なので、ポーリング、モーリス、ブラッグらの二重らせん発見後の態度が科学者らしいと考えてしまうが、ワトソンが当時24歳であることを考えれば、またこの実績を考えれば、苦言は負け惜しみにしかならない。
そしてワトソン自身もこの発見により大きく発展する世界を随所で夢想するように、やはり科学の体系の発展を真に考える科学者なのであろう。
戦争が科学を発展させると言うが、少なくともこの本では政治と戦争は科学を邪魔するものとしか描かれていない。 -
金大生のための読書案内で展示していた図書です。
▼先生の推薦文はこちら
https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18349
▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BN01278562 -
遺伝学の教科書にあったDNAの構造がいかにして発見されたか、どのような悩みを抱え、解決したか、その過程を追体験できたのが楽しかった。
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105円購入2012-04-09
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たぶん再読。ワトソンとクリックがDNAの二重らせん構造を発見・発表するまでの回想録。
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25才の若さで DNAモデルを発見した天才科学者。そのサクセスストーリーをリアルに語る博士は、超おもしろい人でした。(Hana-san)
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DNAが遺伝子の実体で二重らせん構造を持つということは、現在では誰もが知っているだろう。しかしそれが発見されてからまだ半世紀余りしか経っていない。発見者として名高いワトソンとクリックのうち、本書の著者であるワトソンはまだ存命だ(クリックは2004年に死去)。
本書は、DNAの構造に関する研究レースで勝者となったワトソンが、その激しい先陣争いの日々をなかばドラマとして描いている。
当時の著者はまだ25歳で、博士号も取っていない学生だった。そして二重らせん構造の証明となるX線回折写真も元は彼が撮影したのではなく、別の研究者の報告を見てアイデアを思いついたようなものであり、この点については「手柄を横取りした」というスキャンダルもずっとつきまとっている。
本書はその序文でも語っているように、客観的な伝記ではない。当事者が自分自身の立場と視点と印象に基づいて書いたものであり、別の登場人物からすれば不本意な部分もあるようだ。しかし彼はそれも承知の上で、科学の現場の熱い空気を伝えることを優先したという。
科学を教科書でしか知らない人々にとって、その途中の道のりはまったく未知の世界であろう。たとえ彼の業績に影があっても、その熱気を伝えることに本書が一役買っていることは否定できない。ものすごく面白いというほどではないが、とりあえず科学の世界を覗いてみたいという人がいたら勧めて良い本だと思われる。 -
著者はDNAが二重らせん構造になっていることを突き止めて、ノーベル賞を共同受賞したジェームス・ワトソン。本書はベストセラーになったそうで、確かに面白い。科学的な話についていくのはしんどいが、鈍感でわからずの上司とか、重要な情報を握っている陰険で意地の悪い女科学者とか、ライバル同士の足の引っ張り合いとかが生臭い。組織ってのは、どこの世界も同じだな。優秀な科学者たちが、科学だけに専念することができれば、もっとよい仕事ができるのかもしれないのに、と若干憤慨しつつ読み進める。
が、だんだん違和感が。実名の登場人物たちがひどい書かれよう。実力者ブラック卿はほとんど老害。相棒クリックは優秀だがうざいトラブルメーカー。ロージィという呼び名で登場するロザリンド・フランクリンは性格異常の魔女みたい。それでも何度も登場するのは彼女の持っている研究成果が必要なせいだけれど、その辺のいきさつが本書からはいまいちよくわからない。著者ワトソンはとっぽいお人好し的なキャラで、結果として「好人物ワトソン君が魑魅魍魎の妨害をかいくぐって、DNA構造を突き止める話」になっている。著者がノーベル賞をとった勝ち組であることを考えると、なんだか一方的で、きな臭い。
で、ネットで調べてみたら、ロージィの研究成果はDNAの構造を突き止める上で欠くことができない要素であり、ワトソンやクリックはそれを正当な形で入手していない、という批判があることを知った。若くして亡くなったロージィは本書の出版時点で故人で、死人に口なし、何を書かれても抗議できない。あとがきでロージィとはその後和解したようなことを書いているが、それもなんとなく歯切れが悪い。
権力闘争や足の引っ張り合いや意地の張り合いが火花を散らす世知辛い科学の世界で、結局ワトソン博士も、同じ武器を使ってライバルを押しのけ、蹴倒し、成り上がってきたのでは? それが悪いとは言わないし、科学の世界で功成り名を遂げる人々がみんなそうとも思わないけれど、引くことは引く。やったもん勝ち、とったもん勝ち、言ったもん勝ちなのか?
ワトソン博士は後年、黒人は劣っているという趣旨の発言をして大炎上し、その後金に困ってノーベル賞のメダルをオークションで売りさばいたりしたらしい。科学上の功績は功績としても、著書をそのまま鵜呑みにしてよいのものかどうか微妙な気分。 -
DNAが二重らせんになっていることを発見するまでの経緯を本人が執筆した一冊。本人の作品だけあって、真に迫ってました。良かった。
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いまさら文系とか理系とか分けていること自体、すでに古いのかも知れないが、今年はもうちょっと理系の領域に寄ってみようと読んだ、誓いの一冊。DNA構造の解明へ至るドキュメント。いまひとつ楽しめなかったのは、こちらの力不足であろう。ライバルであったロージィ(ロザリンド・フランクリン=表記は本に従った)の書かれ方がやや不憫。
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DNAの構造が二重らせんであることは,今や広く知られているところであるが,これはその発見にいたる熱が記録されている本だ.科学的な思考プロセスなどにはほとんど触れられず,それに至る日常が描写される.研究者同士の人間関係や解きたい問題がとけないもどかしさ,解が見えかけたときの焦りなどが差し迫って伝わってくる.勢い学術界も生活も同じ土俵にあって,読み手はときに困惑するが,これも天才の一端を示しているのだろう.
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No.64
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まさに新しいモノの見方を成立させようとする人間のあらゆる野心を率直に描き出した作品。
共感できるようでいて、何処か居心地の悪さを感じずにはいられない。
一番闘っているのはロージー、新しい地平を切り拓く先駆者の厳しさは並大抵のことではないことが徐々に解ってくるところがこの作品の裏テーマ。またそれを素直に認めているワトソンという人は詰まるところ良い人なんだろう。 -
DNAの二重らせんモデルの発見までを辿ったドキュメンタリー。世紀の大発見ともいえる業績なのに、科学者の地味にドロっとした心理も描かれており、輝かしいサクセスストーリーではないこともわかる。科学者といっても、自分のやりたい研究ができるわけではなく、いろいろな思惑があったり、ライバルとの駆け引きがあったりする。科学者を目指す人には一度読んでもらいたい。もちろん、その上で志を貫くことを強く希望する。
著者プロフィール
中村桂子の作品
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