悪霊の午後〈上〉 (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061837164

感想・レビュー・書評

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  •  遠藤周作さんの作品は、今まで読んだものすべてにキリスト教的な愛が顕れていました。この作品も例外ではなく、愛の力がしっかりと描かれています。図書館の文庫立に本の小口が赤茶けたこの文庫を見つけ、思わず手を伸ばしました。 昭和51年5月15日の初版本には、320円の定価がついています。ひきこまれて、電車を乗り過ごすほどの面白い作品です。表紙裏の解説にあるジギル博士とハイド氏をもう一度読んでみたくなりました。

  • 遠藤周作って有名だけど・・・
    終始悪霊が強すぎて怖かったよ~
    キリスト的愛に満ちた終わりだったかな。

  • 人間の中にある悪魔を書いた作品。
    神父が出てくるのが遠藤周作らしい。

    普通のサスペンスより、
    人間の中をえぐる。

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著者プロフィール

作家。1923年東京生まれ。慶應義塾大学仏文科卒業。フランス留学を経て、1955年『白い人』で第33回芥川賞受賞。1958年『海と毒薬』で新潮社文学賞・毎日出版文化賞受賞。1966年『沈黙』で谷崎潤一郎賞、1980年『侍』で野間文芸賞、1994年『深い河』で毎日芸術賞を受賞。1995年文化勲章を受章。1996年、73歳で永眠。

「2023年 『自分づくり~新装版~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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