天皇と豪族 清張通史(4) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 57
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061837416

作品紹介・あらすじ

古代国家はいかにして成立したか。国家としての体制を整え、歴史を動かしていたのは誰か。虚飾にいろどられた聖徳太子と藤原鎌足、疑惑に満ちた17条憲法と大化改新……。天皇家と豪族たちのあいだで続く確執と暗闘、「黒幕」として権力を握る影の支配者の姿を究明して、日本の国家黎明期を跡づける力作。

感想・レビュー・書評

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  • ★2.5。
    目から鱗のような話はそれほどなく、今やある意味常識的な議論。
    でもこの当時は喧々諤々やっていたんだろうな、だからこそ今があるという意味で貴重な資料の一つとも言える。
    それにしても最近邪馬台国はじめとした古代の話ってあんまりヒートアップしていないような気が、、、気のせいかな。
    もしかすると地理的問題?小さい頃やたらと古代の話をテレビとかでやってたような覚えがあるのだが、関西だったからかな?

  • 蘇我馬子の下り、おもしろかったです。
    やはり、読ませるところは読ませます。

  • 鎌足の有能は不比等による脚色である、という説に納得。
    不比等って半端なく狡知な政治家だったんだな。

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著者プロフィール

松本清張
1909年、福岡県小倉(現北九州市)に生まれる。51年、《週刊朝日》主催の〈百万人の小説〉で「西郷札」が三等に入選。53年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。55年、短篇「張込み」で推理小説に進出し、56年に作家専業となる。58年に刊行した初の推理長篇『点と線』は大ベストセラーになり、一大推理小説ブームを引き起こす立役者のひとりとなった。70年『昭和史発掘』で第18回菊池寛賞、90年朝日賞受賞。92年死去。

「2022年 『歴史をうがつ眼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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