野獣駆けろ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.11
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本棚登録 : 196
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061838116

作品紹介・あらすじ

六本木の遊び人高松圭介の正体は、傭兵の経験を生かしたノンフィクション作家。社会派の大物作家が執筆中の問題作と闘ったことから友人は殺され、脅迫を受ける。獣の血が甦り、プロの殺し屋と対決する。洒落た会話と戦闘シーンの迫力、そして意外な真相……。人気ハードボイルド作家の息もつがせぬ傑作長篇。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりのバードボイルド小説。バードボイルドの主人公は、カッコイイ!こーんなパーフェクトな男…あり得ない。ファンタジー並みに有り得ない。だからあーカッコイイ!と思える笑

  • 傭兵の経験を持つ高松圭介が、プロの殺し屋と対決するという話し。洒落た会話が満載で、読みやすいハードボイルドです。「警官の仕事というのは、元をただせば泥棒や人殺しを掴まえることではありません。お上に盾つく者をひっとらえることです。」(P158)、なるほど・・・。

  • 分かりやすいハードボイルド。
    好きだよ。理屈関係ないよ。
    男の子ですから。

  • 久々のわくわく感。そういえば大沢作品久しぶり。

  • まさにハードボイルド。硬ゆでたまご。

    会話が格好良くて話のテンポも良い。

    後半をもうちょっと盛り込んでほしかったかな。

    殿方にオススメ☆

  • まあ、こういうのがハードボイルドと言えば言えるんだけど。。。気障ったらしいセリフのやりとりも「こういうモノなんだな」と思いこみながら読むのがコツです。

  • デビュー作らしい。ぽい。非常にそれっぽい。
    デビュー作ぅ〜って感じ。

  • これは、アカンです。タイトルは臭いは、主人公は青い。巨匠も、こんなにも青臭いハードボイルドもどきでデビューしたなんて、拭い去りたい過去だろうな。

  • 大沢在昌デビュー作らしい。

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著者プロフィール

1956年愛知県生まれ。慶應義塾大学中退。79年『感傷の街角』で第1回小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞および第44回日本推理作家協会賞、94年『無間人形』で第110回直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞、10年第14回日本ミステリー文学大賞、14年『海と月の迷路』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

「2021年 『爆身』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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