夜ごとの揺り篭、舟、あるいは戦場 (講談社文庫 も 11-1)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061838444

感想・レビュー・書評

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  • 初読

    このタイトルすごく好き。

    森さんの著書の中で異色の作品。
    セラピーに通った実体験と綴っている。

    激しくて深くて暗くて
    悲鳴のようで泣き声のようで唄のような

    何かが埋まってる様な気もするけど結構きつくて
    さらっと読み流してしまいました。
    無いかもしれないけど。あるかもしれないね。

    結局リゾートの男は現実なのかなにかの幻想なのか
    それもわかりませんでした。

  • 森さんにしてはめずらしい文体。
    興味深いけど、読みづらい。

  • 6ヵ月にわたるセラピストとの対話のなかから現れたのは、いつも私の心を抑えつけてきた母の存在だった。自己の意識の下に漂い続ける“女の性”をみつめ、精神の解放と、自立していく自己の姿を官能的に描く問題作。

  • 森瑶子さんの小説の中で、もっとも忘れられない一冊。セラピストの取材を通し、作者自身も自分を掘り下げるはこびとなり、この本ができたそうです。

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著者プロフィール

森 瑤子(もり ようこ)
1940年11月4日 - 1993年7月6日
静岡県伊東市出身。本名、伊藤雅代。東京藝術大学器楽科入学。広告代理店、コピーライターを経て専業主婦に。1978年、池田満寿夫『エーゲ海に捧ぐ』に刺激されて『情事』を執筆し、第2回すばる文学賞を受賞しデビュー。直木賞、芥川賞の候補に度々ノミネートされるが、1993年に胃がんで逝去。
代表作に『情事』、テレビドラマ化された『デザートはあなた』など。

森瑶子の作品

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