カンガルー日和 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061838581

感想・レビュー・書評

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  • 再読。
    不思議でユニークなショート・ショート。"ものがたり"という語感がぴったりのおはなしたち。

  • 高校生のとき、現代文の教科書に村上春樹の「鏡」という文章が載っていた。小説なのかエッセイなのか分からない語り口で、授業中にこっそり最後まで読み、「これはおもしろいぞ」と思っていた。大学生になり、つい最近、『カンガルー日和』を手にとって読んだら「鏡」が入っていて、ああ、出会い直すことができたぞ、とうれしくなった。

  • 予想外に手こずってしまった。短編集は嫌いではないのだけれど。そうか。村上春樹だからだ。
    物語の最後の一行が、どれもちょっとキザだなあ、と思った。

    僕の読書習慣の一端を。仕事の日は夕食後に本を読む。読みたくてページを開くのに、5秒を待たずに欠伸をしてしまう。まったく悪気はないのだけれど、いくらなんでも活字を見た瞬間の欠伸は、本に対して失礼だろう。毎夜のご無礼を申し訳なく思います。今夜は暖かだったので炬燵から出てソファの上で読んでみた。昨日読み始めた
    『カンガルー日和/村上春樹』
    の続きを。
    毎度のこと、予備知識を入れずにページをめくる…
    めくる…めくって…いるよな…?

    笑い声で目が覚めた。目が覚めた?風呂上がりの僕の奥さんが、文庫本を持ったままソファで眠りこけた僕に向けて、笑い声だけを残して2階に上がってしまった。おやすみくらい言いなよ。

    目覚めた僕は、少しだけ集中力を高めてページをめくる。“5月の海岸線”が気に入った。このまま最後まで読んでしまおうか。いや。続きは明日にしよう。

    でもって、ようやく読み終えた。

    さて。
    歯磨きして、風呂入って、寝ましょう。

  • 100パーセントはやっぱり好きかも

  • 1981〜83年発表の短編18作品収録。変化に富んでいて楽しく読めた。

  • 村上春樹全然好きじゃないはずなのに、段々と良さがわかってきたきがして、悔しい。

  • 村上春樹作品はこれが2本目。まだわたしが理解できていない魅力がたくさん眠っていそう。

    文章は分かりやすいのにストーリーが難解で不思議な読書体験。舞台みたいだなと思う。起こっていること自体は理解できるけれど、そこに込められた意味を読み取れない。まだまだ村上春樹作品に挑戦したい。

  • 村上春樹の本を初めて読んだ。
    短編がたくさんあるが、あまり自分は引き込まれなかった。
    なんだか不思議な世界。

  • 恥ずかしながら、初めて村上春樹作品を読んだ。松村北斗くんが前に紹介していたのをキッカケに手に取った。
    短編集なのもあるが、構えていたよりもさらっと読めた。あまり理解ができていないのか、、、? でも、じわっと残る余韻は悪くは無い。とりあえず他の作品も読んでみようと思います

  • ちょー絶爽やか‼️
    全体的にふわっとしててなにかの始まりの予感を楽しむ感じ。私はもうちょっとぎっしりしたのが読みたいかも。

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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