君に訣別の時を (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 35
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061839212

作品紹介・あらすじ

「忘れたくないんだ」「なにを?」「自分が男だってことをさ」「血だるまになることがそうなのか?」「時にはな」……助けを求めて泣いている女のために、男はどこまで生命を賭けられるか。男の誇りが、東北の海辺にふたたび燃え上る!男の凄絶な生きざまと孤独な情念を鮮烈に描く待望のハードボイルド長編。

感想・レビュー・書評

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  • ハードボイルド系は久しぶり。

    幻の話はよかった。
    幻を追う。自分の抱いている幻と、競る。
    私はただ、私自身の中に抱いた幻と競っていた。

    幻は見えないことが多いのかもしれない。

  • 単行本で読んだかも? オープニングは人探し・・・
    相変わらずの北方節。

    文字どおりのハードボイルド。漢--おとこ--の物語。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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