秘伝 (講談社文庫)

  • 講談社 (1987年1月1日発売)
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本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784061839274

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  • 1983年の直木賞受賞作品「秘伝」と中編「赤い海」収録。釣りや漁業に関して知識ゼロの自分がコーフンして読み終えた。筆力と構成!

  • 直木賞

  • 90回 1983年(S58)下 直木賞受賞作。長崎の漁港を舞台とする釣り名人二人の腕比べと友情を描いた作品。海男の生き様を満喫できるおすすめ。
    収録作)『秘伝』、『赤い海』

  • 第90回直木賞。
    足の不自由な2人の漁師が、毎年5月に現われる巨大魚を釣り上げる話。
    舞台は長崎県。県の南北にいるという伝説の漁師は、釣り人たちの間で名ライバルとして話題になっていた(本人たちは会ったこともなければ戦うつもりもないのだが)。セリフはすべて長崎弁。
    2人の釣りについての姿勢、みずから編み出したあるいは親から受け継いだ釣りの技法、足を失ったいきさつなどのエピソードが挿し込まれつつ、数年かけて巨大魚に挑む2人は、境遇が似ていることから(年齢は14違うが)お互いを尊敬しあい信頼している。

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著者プロフィール

1929年千葉県生まれ。小説家・劇作家。1983年『釣師』で直木賞受賞。

「2016年 『松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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