浮世絵鑑賞事典 (講談社文庫)

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  • 講談社
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本棚登録 : 50
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061840089

感想・レビュー・書評

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  • 同作家さんの「写楽殺人事件」を読んでいて、専門的な言葉多く出てくるのに度々ページが止まってしまい、まずは浮世絵を少し勉強してから読もうと本書を図書館から借りた。

    北斎や有名な画家の名前は知っていても、〇〇派、 そしてその門下がどれほどいたのかということはよく知らず、浮世絵の基礎的な歴史もあまり知らなかったけれど、この本は本当に導入部分からわかりやすく説明してくれているので特に抵抗もなく読めた。
    一人一人の画家を丁寧にしかし簡潔に説明してくれていて、読み応えもある。
    これで「写楽殺人事件」が読みやすくなるといいのだけれど。

    また事典と言えど文庫なので、1冊手元に置いておきたい本だなと思った。

  • 増田院長から、半ば無理矢理に借りた本(^^;
    一人一人の絵師たちの項をじっくりじっくり読んでしまうため、読了までにものすごく時間をかけてしまいました。
    これを読んでからはますます浮世絵を見るのがおもしろくなってしまいます。
    そして、和菓子屋さんの包装紙に何気なく印刷されている浮世絵も、ついつい取っておくようになってしまいました(^^;

  • 浮世絵鑑賞のお供に。 浮世絵を見る時は、是非携帯したい一冊。
    作家としても有名な著者のデビュー作は「写楽殺人事件」でした。もともと浮世絵を研究していたそうで、その成果としてこのガイドブックが書かれたようです。江戸時代の庶民芸術である浮世絵には、いろいろな作者、作画パターンがあり、バラエティに富んでいてとても面白いです。
    好きな浮世絵師は、やっぱり風景画の広重かな。葛飾北斎もいいけれど、ちょっとドラマチックで大胆過ぎる構図が好きではないかも。どちらも素晴らしい浮世絵師なので、この本を片手に見に行くと楽しいでしょう。

  • 写楽殺人事件に続いて、私が浮世絵好きになったきっかけの本。アマゾンのマーケットプレーイスで結構な値段になっていてびっくり.
    (再登録時は2000円だった)

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著者プロフィール

1947年、岩手県生まれ。早稲田大学卒。83年に『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、86年に『総門谷』で吉川英治文学新人賞、87年に『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年に『緋い記憶』で直木賞、2000年に『火怨』で吉川英治文学賞を受賞。
本作『水壁 アテルイを継ぐ男』は、著者のライフワークである東北を舞台とした歴史大河小説シリーズの一作で、時代の順では『風の陣』(全五巻)、『火怨 北の燿星アテルイ』(上下巻)に次ぐ作品となる。以降、『炎立つ』(全五巻)、『天を衝く』(全三巻)と続く。

「2020年 『水壁 アテルイを継ぐ男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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