冠婚葬祭殺人事件 (講談社文庫)

著者 : 赤川次郎

• 講談社 (1987年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[jamaicahawaiiさんの感想 · 2014年10月27日]

大貫警部、いまいち好きになれないキャラクターだった。何となく、事件を解決しているような、偶然の一致のような・・・
いつも、ただでごはんを食べる図々しさも、主役⁈なのに、受け入れられなかった。

[kaizenさんの感想 · 2011年8月16日]

四字熟語殺人事件の直子とその恋人井上刑事と、対で捜索をしているお騒がせ大貫警部の3人が主人公。
冠婚葬祭殺人事件
即日完売殺人事件
一発触発殺人事件
の3つの事件を収めている。

冠婚葬祭は、有名な家元の跡継ぎ。
即日完売は、集合住宅の販売。
一発触発は、同窓会と反省会。

どれも奇想天外な話だが、登場人物の性格が激しいので、筋のおかしさは補って余り有る。
赤川次郎の、人物の会話と行動で特徴を出す手法が光る。

著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」