あなたにここにいて欲しい (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 263
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061840362

作品紹介・あらすじ

どんなことでもツー、カーでわかってしまう"特殊な関係"の"あたし"こと真美と祥子。けれど、そんなあたしたちの間にも、誰も知らない"悩み"がいっぱい!ふたりをからめている不思議な糸の正体って、一体なんだろう?-現代のファンタジストが描く、若い女性の奇妙な愛と夢の長編青春物語。

感想・レビュー・書評

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  • THE 新井素子、少女漫画展開というか恋愛要素消したらもっといいものが出来上がると思う、文体最高に気持ちが良い

  • たぶん25年ぶりくらいに読み返した。


    テレパスと、共振関係にあるサイコキネシスの女性二人のお話。

    歪んでいる心理描写に

    ちょっとホラーのような怖さもあって。


    最後が救いがあって
    ホッとした

  • これも高校生の時以来30年ぶりに読んだのだけど、今の方が響く、というか今の時代の家族関係にも十分当てはまると思った。そして今の流行女性作家で新井さんの影響を受けている人が何人もいると思わされた。

  • 昔読んだ本の読み直し。
    読んでみるとほとんど内容を覚えてなかった。
    でも、その分とても楽しく読んだのだけど、しばらく経つとまた内容を忘れかけている(笑)
    共生依存している女の子二人と、そこを取り巻く物語。
    以下、防備録。
    幼なじみの2人。
    家庭環境にそれぞれが心の闇をかかえ
    二人で支えあって生きてきた。そこに、もう一人の超能力女子登場で、ふたりの関係が崩れ始める。心が読めてしまう彼女は最後、秋芳洞のあたりの何処かの小さな洞窟で幼馴染み二人の力によって、精神を壊しリセットされた状態になる。幼馴染みのうちひとりは姿を消し、後に問題のあった実家で新たに力強く暮らしていた。主人公も、問題の実家に戻るが、そこには以前と違った家族のかたちがあった。そして、心が幼子になった件の女性とその従兄弟と暮し、結婚することになりました。というお話。

  • お酒のおつまみは塩。

  • やっぱり少女チックな物語でした。絶えず、頭の中で思考を巡らせているんじゃないかと思うほどの状況表現。依存と自立、もう一人の自分って、一度は考えてしまうようなテーマ。ちょっとくど過ぎるのが多摩に傷かな。思考ドロドロ系にはお薦め。

  • ラノベのパイオニア、
    新井素子さんをはじめて読みました。

    うーん
    言葉づかいが独特。
    とくに、~が。とか、~で。とかいう文章が多くて、
    改行も細かくて、
    でも読みやすかったです。

    全体的に、
    明石路代さんの漫画のような雰囲気でした。

  • ・私の感情は、人を愛した時にしか、動かないんだから。
    ・この世を生き抜く、ということは、地獄を生き抜く、ということだわ。あまりにひどい呪いは、価値体系の逆転を引き起こすのよ。
    ・人間って、器用な生き物で、ある程度以上の強烈な記憶は、忘れてしまえるのよ。そうしなければ、生きてゆけないから。
    ・世の中で、一体何が愛情で、一体どれが憎しみなのか、もうすでにあたしには判らないように・・・。

  • 《カフェオレ》という言葉を聞くと、このお話を思い出す。

  • 依存してる人と依存されてる人ではなくて、実はどっちも依存してるんだよという話。
    依存することで依存してる人と、依存されてることで依存してる人。
    それに無理が来たら、こんな解決方法しかないかも。

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著者プロフィール

一九六〇年東京生まれ。立教大学独文科卒業。高校時代に書いた『あたしの中の……』が第一回奇想天外SF新人賞佳作を受賞し、デビュー。一九八一年『グリーン・レクイエム』で、八二年『チグリスとユーフラテス』で日本SF大賞を受賞した。他の作品に『……絶句』『もいちどあなたにあいたいな』『イン・ザ・ヘブン』『銀婚式物語『未来へ……』等多数。趣味は碁。日本棋院の「囲碁大使」を務める。

「2018年 『素子の碁 サルスベリがとまらない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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