天璋院篤姫 上 (講談社文庫 み 9-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061840713

感想・レビュー・書評

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  • 時代小説は昔言葉で書かれているので読むのが疲れるが「篤姫」という人物に興味をもって読み始めたので一気に読めた。
    大河ドラマになる前に読んだがドラマを見てから読む人は少ししんどいかも・・
    幕末という時代や「大奥」という特殊な環境の中で強い女性として描かれているが、最初から最後までその芯にあるのは「家」、ここに共感できるかできないかは今の時代別れるところだと思うが、江戸幕府末期から明治初期にかけて生まれるべく生まれてきた女性と思わされるくらい魅力的に描かfれている。
    養父斉彬の画策によって13代家定に嫁ぎ、妻、女性としての悩みなど書きたいことは山ほどあるが多少の予備知識があって興味ある人には是非読んでほしい作品、下巻にすぐに手をのばす。

  • 年始の自身生涯初鹿児島訪問をきっかけに手に取る。念のために言っておくと宮崎あおい版「篤姫」は観ていない。

    ここ数年、シバさんのおかげでいろんな角度から幕末維新を眺めさせてもらってきたがやはり一味違う。主人公が女性ということに加え、女性著者という要素がもっと効いているに違いない。水戸派と紀州派の構想も大奥からの観点が加わると全くをもって異なる様相を呈してくる。

    開国を迫られたその時期に右往左往する男どもと毅然と立ち向かおうとする男ども。女どもにもそちらはそちらの事情で右往左往するものと毅然と立ち向かおうとする者とがいたという事実。

    さて下巻。まだまだ時代は沸騰したまま。引き続き目が離せない。

  • 1984年(昭和59年)第2位
    請求記号:Fミヤオ 資料番号:010696565

  • 初めて読んだのは十数年前ですが
    半年に一度は読み返す本です。
    この篤姫が一番好き。
    新装版出てるのですね~

  • 鹿児島などを舞台とした作品です。

  • 文章の緊張感のバランスがいい!

  • 久しぶりに時代小説を読みます。
    最初は読みずらい印象やったが段々おもろなってきた!
    特に江戸に入ってからがドキドキします。
    オナゴ的にはとても勉強になります。
    篤姫君、かっこいい。

    余談ですが…。
    「二十代の終わりからお相手を辞退するのが慣い」
    この部分を受けて自分の年齢を顧みる。
    …今年で28歳。
    お相手を辞退するお年頃。

    しょぼーん。

    ともあれ、続きが楽しみであります。

  • 来年の大河ドラマの原作。
    境遇が変わっていくにつれ、強くなっていく篤姫、いいですね。
    大河ではどんな風に描かれるんでしょうかね。

  • 徳川幕府大奥にいる御台所、篤姫の波乱の人生を描いたものです。この時代も
    何気に詳しいくせに篤姫については何の知識もなく、興味深く読みました。
    出てくる武士だとか、公家だとかの名前には覚えがあっても、女性の側から
    見る動乱の時代というのもおもしろかったです。新選組と同時代なのですけど
    「し」の字も出てきませんでしたが(笑)篤姫がものすごく素敵な女性でして
    一つのことを貫く生き方がとても素敵でした。

  • 10年以上前に購入した本。
    最近、大河ドラマの原作になりました。
    ちょっとイメージ違います。。。

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著者プロフィール

1926年高知県生まれ。『櫂』で太宰治賞、『寒椿』で女流文学賞、『一絃の琴』で直木賞、『序の舞』で吉川英治文学賞受賞。おもな著作に『陽暉楼』『錦』など。2014年没。

「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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