- Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061840751
感想・レビュー・書評
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男女の彷徨う愛の形が描かれた短編5作品。
まず、その文章の美しさに驚きました。上手く説明できないのがもどかしいのですが。作法十戒だったか二十則だったか、ミステリーに恋愛は不要と戒められていますが、恋愛こそが実は一番のミステリーと思えた一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ミステリ・ジョッキー2」で知った恋愛ミステリの短編集。どの話にも何か仕掛けがあり、ただの恋愛小説では終わらない。また花や火を使った連城作品らしい美しい描写に彩られる。マイベストは「花衣の客」。しかしこの文体、ずっと読んでいるとちょっと疲れるな。
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特有の雰囲気が漂っている
不思議なテイストの短編集。
どれも長すぎないために非常にいい感じ。
ただ文章は特有の癖があるので
人によっては読みづらさを感じることでしょう。
表題作のほのかな恋に潜む
そこに潜む「憎悪」もまたいいのですが、
最後の「親愛なるエス君へ」も
ある事件を基にしたものですが
閾値を越えたことによる
カニバリズムを見事に描写していて秀逸。
ただし読後はいいものではないですけどね。
それが難点。 -
090913(s 090922)
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著者プロフィール
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