寂庵説法 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 50
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061841796

作品紹介・あらすじ

仏教では、人間に生れたことを喜べ、と教えています。欲望を制御し、他人の幸福に手をかすゆとりを持ち、万物の流転を認め、その中で覚悟して生きてゆくことが大切なのです。人は何のために生きるのかの問いに、体験を語り、面白い逸話を引いて、読者と共に考える紙上辻説法。寂聴の、暖かな愛の法話集。

感想・レビュー・書評

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  • 2021年11月に亡くなられた瀬戸内寂聴さん。

    いつか読みたいと思いながら、今日までズルズルと来てしまいました。

    生前寂聴さんの飾らない言葉で語られる実体験や法話をテレビを通じ見聞きしてきましたが、改めて活字で読むことが出来て良かったと思います。

    積読が一冊ありますが、読み終えたら他の著書も手にしようと思います。


    説明
    内容紹介
    仏教では、人間に生れたことを喜べ、と教えています。欲望を制御し、他人の幸福に手をかすゆとりを持ち、万物の流転を認め、その中で覚悟して生きてゆくことが大切なのです。――人は何のために生きるのかの問いに、体験を語り、面白い逸話を引いて、読者と共に考える紙上辻説法。寂聴の、暖かな愛の法話集。
    内容(「BOOK」データベースより)
    仏教では、人間に生れたことを喜べ、と教えています。欲望を制御し、他人の幸福に手をかすゆとりを持ち、万物の流転を認め、その中で覚悟して生きてゆくことが大切なのです。人は何のために生きるのかの問いに、体験を語り、面白い逸話を引いて、読者と共に考える紙上辻説法。寂聴の、暖かな愛の法話集。

  • ホリエモンとの対論集『死ぬってどういうことですか』に続けて、本書を9年ぶりに再読。
    瀬戸内寂聴が説法として、出逢い、幸福、無常、別れ、愛、等々について、語る。
    傾聴に値する言葉が綴られている。
    「幸せとは、人のすべてが、自分の心の物差しを持って、自分の心をはかり、自由に自分の個性を発揮して、制御のできる欲望を満たし、他人の幸福の邪魔をせず、他人の幸福にすすんで手を貸すゆとりを持つことではないでしょうか」
    「もともと人間は、命と共に自然治癒力を与えられているのに、文明が進むにつれ、その力を見失っているのです」

  • さすが寂聴さん、と言う感じだった。

  • 2010 12月読了

  • 興味のないジャンルだったのに、四十代を迎える頃 何故この一冊を手に取り読んだのか? 偶然ではなく必然、仏縁が結ばれた一瞬でした。

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒。’57年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、’61年『田村俊子』で田村俊子賞、’63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。’73年に平泉・中尊寺で得度、法名・寂聴となる(旧名・晴美)。’92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、’96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、’11年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。1998年『源氏物語』現代語訳を完訳。2006年、文化勲章受章。また、95歳で書き上げた長篇小説『いのち』が大きな話題になった。他の著書に『愛することば あなたへ』『命あれば』『97歳の悩み相談 17歳の特別教室』『寂聴 九十七歳の遺言』『はい、さようなら。』『悔いなく生きよう』『笑って生ききる』『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』『その日まで』など。2021年11月逝去。

「2023年 『すらすら読める源氏物語(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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