避暑地の猫 (講談社文庫)

著者 : 宮本輝
  • 講談社 (1988年3月発売)
3.40
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  • 本棚登録 :669
  • レビュー :65
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061841833

作品紹介・あらすじ

清澄な軽井沢の一隅に、背徳の地下室はあった。そこでは全ての聖なる秩序は爛れ去り、人間の魂の奥底に潜む、不気味な美しさを湛えた悪魔が、甘い囁きを交わすのだ。尊敬する父も、美しい母も、愛する姉も、そして主人公の少年も、そこでは妖しい光を放つ猫となる。だが、この作品で猫とは何か-?

避暑地の猫 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 宮本輝、今さらですが初めて読みました。
    何故今まで読まなかったのだろうと後悔しました。
    大好きです◎

    軽井沢の別荘地、霧に包まれた朝、そこで起こる布施家と久保家の歪んだ愛憎と、それに巻き込まれた久保家の長男の人生が重く悲しい。

    特に、山場となる17歳の夏の出来事は人としての尊厳を壊してしまう程。
    悪夢と幻想に紛れ、戦わなければ終わらせる事が出来なかった運命。

    美しく悲しい忘れられない一冊になりました。

  • '94当時の読書メモには、タイトル買いとしか書いてない。
    複雑な話だったのは記憶しているが、手元にないので確認できない。

  • 読んでいて、気持ちが落ち着かない。居心地が悪いです。しかし、読み進めてしまいます。今まで読んだ宮本輝さんの著作とは異質な感じがしました。著者の力を感じました。

  • 人間関係が複雑な小説だった。
    横溝正史を思い起こす。

  • ミステリー風。
    主人公、屈折してるなという印象しかなかった。

  • 裕福な別荘族と別荘番として雇われた家族の真逆な立場からもつれ合った人間関係が引き起こした悲劇。この物語は、とくに読み人によっていろいろな方向から見る事が出来るんじゃないかというところが面白いと思います。プロローグの「猫は好きじゃない。尻尾を振らないから」という医者の言葉があとで意味を持ってくるような気がするので、初めからしっかり読むことをおすすめします。

  • ノワール、なのかな?
    確かに彼の他の本よりダークな感じで少々印象が違う。
    でも女性観がまたしてもなんだか通常運転な気がする。

  • 好き

  • 宮本輝さんの本はこれで二冊目。悪くないけど、内容がベビーでズシンときた。

  • 「避暑地の猫」が何ともいえない匂いをだしている。
    「艱難から幸福」が基本になっている。
    幸福とはなにかを追い求めている。

    何か異様な雰囲気を感じることがある。

    それは、「性」という者に対して、
    暗くて不思議な雰囲気をもっている。

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