カフェ・オリエンタル (講談社文庫 も 11-3)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 37
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061842007

感想・レビュー・書評

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  • 最初に読んだのは20年位前。その頃氏のエッセイを含め殆どの作品を読んでいた。その中で時々読み返したいと思う本は1〜2冊しかない。なぜなら、小説でもエッセイでも同じネタを繰り返し使い回している事がすぐにわかり興ざめしてしまったからだ。特にエッセイなどはかなりの本数をあちらこちらで執筆していたためか、完全に”数の勝負”となっていたように思う。
     この本はところどころにその”使い回し”のかけらが見られるがそれでも全体に雰囲気があり、何となく手元に置いて時々読み返している。主人公のどこか投げやりながらあきらめきれない部分、潔くもあり、そうなりきれないところなどが好きなのかもしれない。

  • 1988

  • シンガポールで日夜繰り広げられる男と女の危険なゲーム。短めの小説

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著者プロフィール

森 瑤子(もり ようこ)
1940年11月4日 - 1993年7月6日
静岡県伊東市出身。本名、伊藤雅代。東京藝術大学器楽科入学。広告代理店、コピーライターを経て専業主婦に。1978年、池田満寿夫『エーゲ海に捧ぐ』に刺激されて『情事』を執筆し、第2回すばる文学賞を受賞しデビュー。直木賞、芥川賞の候補に度々ノミネートされるが、1993年に胃がんで逝去。
代表作に『情事』、テレビドラマ化された『デザートはあなた』など。

森瑶子の作品

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