夏至の魔法―イギリスファンタジー童話傑作選 (講談社文庫)

制作 : 神宮輝夫 
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本棚登録 : 17
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061842045

感想・レビュー・書評

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  • 2021.9.18市立図書館
    神宮輝夫さんの訃報を聞いた。センダックやランサム・サーガの翻訳などで有名だけれど、わたしがその名を覚えたのは高校生の時に手に入れたこの文庫本(姉妹編として「銀色の時」ももっていた)だったな、と思い出して借りてみた。

    「銀色の時」同様に、1920年代にイギリスで刊行されていた年刊作品集<ジョイ・ストリート>9巻から選んで訳出された8編のファンタジー童話。挿絵も原書から。巻頭に数頁のカラー口絵(詩)もあり。

    切ない話、楽しい話、おかしな話…こういう童話を夢中で読んでいた子ども時代を思い出してなつかしい気持ちになる。「毛布の国の大冒険」が好き。その話とミルン「笑わないお姫様」のA.H.ワトソンの挿絵が好き。カバー装画にもなっているメイ・スミスの絵もかわいい。「ストレンジャー」は妖精や魔法抜きの異色作、100年たったいまもどこかでたえず生まれているかもしれない気持ちが描かれていると思った。

  • こちらも良かったです(^^)

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