青春漂流 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 700
レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061842236

作品紹介・あらすじ

一度は挫折し方向転換した若者たち。その大胆な選択が成功だったかどうかを語ることはまだ出来ない。何しろ彼らは、迷いや惑いの青春の真っただ中にいるのだから。自らも不安や悩みの放浪の旅から自己確立をしたという著者は、職業も種々な11人の若者たちと夜を徹して語り合う。鮮烈な人間ドキュメント。

感想・レビュー・書評

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  • かっこいい。
    自分の人生を語ることが、そのまま人生論になる人生。
    情熱をかけるべき対象を追い求めるのは、素晴らしい。

  • ```
    自分の人生を自分に賭けられるようになるまでには、それにふさわしい自分を作るために、自分を鍛え抜くプロセスが必要なのだ。それは必ずしも将来の「船出」を前提としての、意識的な行為ではない。自分の求めるものをどこまでも求めようとする強い意志が存在すれば、自然に自分で自分を鍛えていくものなのだ。そしてまた、その求めんとする意思が十分に強ければ、やがて「船出」を決意する日がやってくる。
    (p227 エピローグ)
    ```


  • 非常に読み応えのある一冊で、一人一人のストーリーが面白かった。

    空海の謎の空白期間。
    それを立花隆は、『青春の謎の期間』と位置付ける。青春とは、立花隆にとって社会で活躍する前の準備期間としている。

    ガムシャラに働き、ガムシャラに悩み、それでも自分の信じる方向性を追い求める。

    空海は、無名の私度僧だったけど、結果的に今の日本の仏教の基礎を作った。

    自分も今はそんな青春の真っ只中にいるのかもしれない。だから、ガムシャラに悩んで、ガムシャラに頑張ればいい。

    恋愛も仕事も分からないから、ガムシャラにやれば良いんだ。そう思う。

  • 青春とは...?
    
    著者の言葉を借りると「あらゆるの失敗の可能性を見すえつつ大胆に生きること」
    
    それが青春であるかどうかなど考えるゆとりもなく、精一杯生きることに熱中してるうちに過ぎ去ってしまうのである。
    
    遮二無二がんばって、ある日ふと過ぎ去った青春に気づくものなのかもしれない。
    
    「恥なしの青春、失敗なしの青春など、青春の名に値しない。」
    
    この言葉が特にジーンときた。
    
    何者でもない自分という存在に苦悩し、生きる意味を必死で追い求め続けた若者達がどのような道を選んだのか。
    
    精一杯生きようとする人にとって何らかの道しるべとなってくれる本だと思う。

  • むかし読んだが、30代の吉野金次さんが載っているのでまた読み返したくなった本。今はそれぞれの道でトップとなったひとたちの、25年前まだ自分の道を漂流している頃のインタビュー集。立花隆の文章の魅力を知るにも良い一冊。

  • 就活中の大学4年生の時にこの本に出会いました。
    特に何かやりたい事がない人、やることが明確にある人
    それぞれ読んだ時に心の内側に熱いモノを感じ、何か行動をしたくなるそんな素晴らしい本だと思います。

  • あと10年早く読んでいれば、なにかしらの運命が変わっていたであろう。
    冒頭に書いている通り、ふと我が人生を振り返れば、青春時代などとうの昔に通り過ぎていた。

  • 学生の時に友人が貸してくれた本。この本でブーム前のソムリエ田崎真也さんを知った。

    やりたいことに貪欲。青春に翻弄されながら自分を確立していく強さはなんとも強さとしなやかさを感じる。

  • 自分のやりたいことを貫くこと。
    どんなに苦しくても、そうせざるを得ない何かが、心の中から涌き出てくる。
    成功するかしないかは、関係ない。

  • 初期の立花隆は良いね

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著者プロフィール

1940年生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、文藝春秋入社。66年退社し、東京大学文学部哲学科に学士入学。その後ジャーナリストとして活躍。
74年、『文藝春秋』誌に「田中角栄研究 その金脈と人脈」を発表。79年『日本共産党の研究』で第1回講談社ノンフィクション賞受賞。83年、第31回菊池寛賞、98年第1回司馬遼太郎賞を受賞。
著書に『中核vs革マル』『宇宙からの帰還』『「知」のソフトウェア』『サル学の現在』『臨死体験』『ぼくはこんな本を読んできた』『天皇と東大』など多数。

「2020年 『自分史の書き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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