熱い絹(下) (講談社文庫)

著者 : 松本清張

• 講談社 (1988年7月8日発売)

作品紹介・あらすじ

マレーシアの高原カメロン・ハイランドの密林に消えた大富豪。その謎を日本・マレーシアの両警察が追ううちに次々と起こる連続殺人。緊張をはらみつつ、事件は意外な結末へと一気に向かう。1967年に起きたタイ・シルク王「失踪」事件を背景に、雄大な構想でまとめあげられた本格長編推理完結。

感想・レビュー・書評

[blue0603さんの感想 · 2022年5月30日]

目次　
啓示の行方
谷間の惨劇
華洋師の正体
遺骨収容団の旗
踊り子の助手
前代未聞の予約
いくつかの「何故」
続「何故？」
殺される
開幕ベルの前
華麗な進行
「地獄」劇の殺人
ドラマのあと
「壁」の秘密
謎の復元
だれが殺したか
遇った者
斜光の中で
解説　吉川勇一

マレーシア全図

[Morita Osamuさんの感想 · 2022年2月19日]

スケールが大きく、展開が面白い。
実話を基に作られ
ジムトンプソンについて調べたくなる作品。

[蓮さんの感想 · 2020年11月19日]

感想は上巻参照∠( 'ω')／
https://booklog.jp/users/fleurenbonton/archives/1/4061842528

[50keiさんの感想 · 2020年9月28日]

タイに旅行に行った際、お土産として手に取る「ジム・トンプソン」のタイシルク。アメリカの実業家がタイシルクを世界に広げたということしか知らずに「ジム・トンプソン」のタイシルクを手にしていた。しかし、その実業家は失踪し今なお謎として語られている。
その事件を基にして著者が小説として、解決に導いている作品。

[kanabun_desuさんの感想 · 2020年5月3日]

タイシルク！

[まるさんの感想 · 2018年12月31日]

Jim Thompson 縺ｮ繝阪け繧ｿ繧､繧偵ｂ繧峨▲縺溘％縺ｨ縲∵怙霑代?√?繝ｬ繝ｼ繧ｷ繧｢縺ｫ蜃ｺ蠑ｵ縺励◆縺薙→縲∫ｭ峨′縺阪▲縺九¢縺ｧ縲√％縺ｮ譛ｬ繧定ｪｭ縺ｿ縺ｾ縺励◆縲
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[miamiachuさんの感想 · 2018年4月15日]

松本清張作品を本で読んだのは初めてかな？さすが重厚な作品でした。それにタイシルク王のモデルは、昔何度かいって大好きなチェンマイで見たあのぞうさんのデザイン作った人かーと驚き。

[yutreskiさんの感想 · 2016年1月24日]

ストーリーがどんどん繋がって結末に向かう部分に引き込まれた。

[simonyangmhさんの感想 · 2015年3月29日]

　え、そんなオチあるの？　というかんじでした。

[dxkmaiさんの感想 · 2014年10月15日]

後半の怒涛の展開は外人おいてけぼりで、これは日本人以外には受けないだろうなあ( ﾟ∇)日本人の私はとてもおもしろく読ませていただきました！　ねたばれになるので何も言えないですが、氏のらしさがよく活きた作品にまとまっていて、悔しさのような切なさのような、人の業というものを考えさせられるラストです。

解説がまた見事で、ジムトンプソンの詳細が書かれているのがいいですね！　解説とはかくあるべし、の鑑です。吉川氏の著作も気になります。
ジムトンプソンが行方不明になったのは知ってても、カメロンハイランドで消えたこと、消失後に肉親が殺められていること、OSSに在籍していたことなど、事実をしっかりと踏襲した上で描かれた作品であるということは知らずに読んでいる人もいるんじゃないでしょうか。私はそこまでは知りませんでした。

『ジム・トンプソン 失踪の謎』ウィリアム・ウォレン著、吉川勇一訳
http://www.amazon.co.jp/dp/9814155179
絶版のようですが原著ならKindleでも読めます。
Jim Thompson:The Unsolved Myst by William Warren
http://amzn.com/B0091GTW3K

著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」