haruさんの感想
2012年7月20日
1996年11月5日読了。
kaizenさんの感想
2011年9月5日
東京から京都への新幹線の中での殺人事件。 名古屋での下車か、名古屋での乗車の筋書きの検討がある。 なぜか名古屋の描写はほとんどないことを考えると, 京都に住んでいる人が書いたものらしく感じられた。 被害者の知人の杉田が怪しいと思って, ずっと読み進んだが,ちょっと合点がいかない結末。 山村さんも多作なので、いろいろなんだろうなと思いました。 主人公が女性で,女性ならではの描写もいろいろあり、男性作家には書けない作品だと思いました。
山村美紗 京都府京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。教師として教壇に立つかたわら、一九六七年ごろから執筆活動を始め、テレビドラマの脚本などを担当。七〇年「京城の死」(『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補になる。七四年『マラッカの海に消えた』で本格デビュー。八三年『消えた相続人』で日本文芸大賞受賞。九二年に京都府文化賞功労賞、京都府あけぼの賞受賞。九六年九月没。 「2022年 『在原業平殺人事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」