- Amazon.co.jp ・本 (433ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061842670
感想・レビュー・書評
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う~ん。なんかこういう、ハードボイルドちっくなやつ、いまいち苦手です。どんでん返し&感動シーンありで、それらは個人的に物凄く惹かれるタームなんですが、どうもハードボイルドとの相性が悪い。途中で止めたくなるほど退屈だった訳ではなく、文章のよさも相俟って滞りなく読めたので、そういう点は高く評価できます。志辰初挑戦だったけど、他の作品ももっともっと!とはあまり思わんかったです。
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つまらない、面白くない、どうなってんの?
期待して読み始めたが、駄作。
解説も褒めるところが無く、風景描写を褒めているが、内容がお粗末なので褒めるとことが無い。
有名高級料理屋で、味を褒めるのではなく、器を褒めてどうなる。
困ったもんだ。 -
ハードボイルドな本は数多く読んできたが、その中でも、次はどうなるのか楽しみで、時間を惜しんで読みたくなる、そんな本だった。
密漁を取り締まる船の元船長だった主人公だが、その船が軍事と絡んでいたり、秘められた殺人事件を契機に、主人公が奔走するワクワクするストーリ。主人公はどこか冷めており、そんな心情をうまく描いており、共感するところもあり、面白い。また、話の中で美しい妙齢の女性が2名出てくるが、その描写もとても良かった。
大沢在昌など、ハードボイルド好きは絶対満足できる名著だ。 -
『飢えて狼』、『裂けて海峡』、『背いて故郷』とシミタツの冒険小説三部作と云われており、しかも本作は日本推理作家協会賞受賞作である。前2作は私のお気に入りでもあり、さらにこれはその上を行くのかと期待して読んだが、案に反して琴線に触れなかった。
とにかく長いと感じた。しかもなんだか主人公が自虐的ながらも自分勝手な性格で、自分に酔っているという感じが終始拭えなかった。
まあ、本作も海洋業を生業とする人物設定であるから、ちょっと飽きが来たのかもしれない。
北国の寒さだけが印象に残った。
著者プロフィール
志水辰夫の作品





