ビッグゲーム (講談社文庫)

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  • 講談社 (1988年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (380ページ) / ISBN・EAN: 9784061843097

みんなの感想まとめ

データ分析を駆使したプロ野球チームの情報戦を描くこの作品は、策略や不正、さらには殺人というミステリー要素が絡み合い、緊張感あふれるストーリーを展開します。1984年に書かれたにもかかわらず、コンピュー...

感想・レビュー・書評

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  • データ分析に基づいた戦略で戦うプロ球団、その情報戦略部門を舞台にした不正、策略、駆け引き、そして殺人。それだけならまあミステリーとしてはありそうかなというところだが、この小説は40年も前に書かれている。当時は携帯電話はもちろんデジカメ、パソコンもポピュラーではない時代だが道具としてコンピュータ、それに画像、動画を取り込み、データ分析するという。そのことだけでもこの小説の凄さがあるが、昔読んだ時にそこまでわかっていたのか記憶はない。
    いろいろと題材てんこ盛りで最後に向けての展開と回収は少々無理矢理かとも思えるがなかなかやってくれる小説。こういう岡嶋二人作品が面白いと思ったところ。プロットは徳山氏、著述は井上氏という役割分担がうまく行った方だったか。ややこしくなりそうな話をうまくサラッとミステリーに仕上げた佳作。何十年も前の古い本を引っ張り出して読み直すこともなかったか、まあ面白かったけど。

  • 野球ミステリというあまり聞いたことのないジャンルの作品です。
    スコアラーが独立した部門として存在する資料課の職員が探偵役となり、スタッフの死やチーム内のサイン流出疑惑(スパイ)などを追う内容で、古い作品ながら動作解析、サイン盗みなど、現在も繋がる話題がつまっています。

    ただし本作のオチにも繋がるんですが、監督や資料課が元野球選手で〜とか、どこのポジションだった〜といった野球あるあるが少なく、活かされてません。なんなら監督は資料課員(スコアラー)に説明されるまで、選手がサインを無視していたことに気づきません。資料課が出したデータから監督がサイン出してるのに、流石に「試合中に捕手が6回も落球」して気づかなかったら、試合で寝てたのかな?と思いました。(一応、オチには繋がりますが、その場合、資料課員が現場を知らないど素人だということに)

    とはいえ、後年から見れば、キモは「プレーしたことのない素人が数字や映像だけで選手にモノを言う、動かせる」という懸念だと思います。データ野球を嫌ってる側もこの点は同じだったわけで、現場を走りまわっていた資料課のメンバーの方が頑張っているなあと感じられる作品でした。

  • 2018年8冊目。
    ハラハラする展開で誰がスパイなのか全く分からなかったけど、最後がアッサリしてたのがちょっと残念。
    それと、あたしの想像力不足からサインの描写の所を理解するのにちょっと時間がかかって、その分あまり入り込めなかった。

    2022年7月再読。
    いやー、前回よりも楽しんで読めた。
    今じゃ考えられないスパイ大作戦。
    現在ももっと別な方法でこんなことがあったりして。

  • 去年まで勝ち続けていた球団が、今年は負け続け。
    それは勝ち続けていたのと同じ理由のせいで
    負け続けていた。

    一体どうやってその秘密がもれたのか。
    一体誰がそれをもらしたのか。
    部下が照明に登った、というのも謎ならば
    次に亡くなってしまった部下も謎。
    どういう事なのか、と探って行けば
    さらに分からなくなってくる。
    むしろ次に誰か? という状態。

    最後まで読むまで、さっぱり何が何だか…。
    尋ねた人の発言も分かりませんでしたが
    最後でなるほど、と。
    本当に最後の方まで、すべてカードが伏せられた状態。
    表を向いた時、一体いつからそうで
    いつからあの人は巻き込まれたのか。
    驚きというより、唖然、でした。

  • すごく面白かった!! 1984年の作品。
    プロ野球界の情報戦、高度のデータ野球でV4を狙う新日本アトラスが最下位に。情報が盗まれているのではないか、内部にスパイがいるのではと疑惑を解明する話。
    これだけの手間とお金をかけても情報は有用だと思う。
    広岡監督のデータ野球を彷彿させる。
    (図書館)

  • 高度なデータ野球でV4をめざす新日本アトラス。アトラス球団の覗き部屋まて呼ばれる情報管理室スタッフが試合中に転落死した。更に他のスタッフも殺害される。データを狙うスパイを操る黒幕は?

  • 一気に読めた。面白かった。プロ野球のスパイ合戦の話。犯人は途中からなんとなく分かる。

  • 2004年1月24日読了

  • トホホな作品。

  • 野球界を舞台にスパイ事件発生。

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著者プロフィール

岡嶋 二人(おかじま・ふたり)
徳山諄一(とくやま・じゅんいち 1943年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 1950年生まれ。現在は井上夢人)の共作ペンネーム。
1982年『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。86年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』が刊行された際、共作を解消する。井上夢人氏の著作に『魔法使いの弟子たち(上・下)』『ラバー・ソウル』などがある。

「2021年 『そして扉が閉ざされた  新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡嶋二人の作品

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